アトピーはあなたの人生の中で起きた「出来事」です。

 

カウンセリング後の記念写真

こんな人もいる。あんな人もいる。

こんな人生もあるし、あんなユニークな人生もある。

そんな生き方もあるし、別の生き方もある。

こんなふうに生きてきた。だから今、こうなっている。

あの人にはこんな個性的な歴史があった。

そして、その経過があって症状があった。

そして、未来がある。

服を着替えるように、生き方を変えてもいい。

ずっとこの服の色が好きだった。でも、いまはこの色が好きだ。といったように未来は変わる。

この写真は4月の中旬にテキスト「アトピーの原因と克服のメカニズム」の読者様にお会いした時のものです。

そして、セッション(面談)をさせて頂きました。

長らくアトピー解放心理セラピストとしてセッションをしてきましたが、

初めてクライエントさんから「写真を一緒に撮りませんか?」といってもらえました。

ありがとうございます!

(現在、私はテキストを読まれた方のためのフォローアップ(追加支援)として、セッションをしています。2013年から新規の募集はお休みしております。まずはテキスト「アトピーの原因と克服のメカニズム」をお読みください)

そして、セッションの翌日にこの写真の方からメールを頂きました。

「ワタナベ先生、おはようございます。

昨日は色々話を聞いていただき、ありがとうございました!

第一印象は、優しそうな先生だな~でした。
大阪弁で喋る先生のテンポが良く、とても喋りやすく、
なぜか初めに、メガネの話をしてしまったんですよね(笑)

先生が私の問題解決に一生懸命になってくださったことが
私はとても嬉しかったです^ ^

セッションが終わった後の、あのすっきり感といったら
すごかったです。

あの後私は主人に迎えに来てもらう約束をしていました。
緊張する場に行った後というのは、体が痒くて
仕方がなくなります。

夫に迎えに来てもらった車の中で、体をかきたく
なる予定だったのですが、全くなりませんでした。

たぶん、リラックスして、話せたのだと思います。
最後の方は心を開いていたため、若干タメ語になってしまい
失礼しました(^_^;)

主人も、私の顔を見て、「今日は、行ってよかったね。
顔見てわかったよ。」と言いました。

◎◎のことを紐解いてもらい、◎◎られたのも
本当に良かったと思いました。

◎◎については、◎◎いたなんてー!!

(プライベート部分なので◎◎にしてあります)

これじゃあ、体にアトピーが出てもおかしくないですよね。

本当にありがとうございました!

写真、添付しますね♪」

ご主人様の言葉が心に温かいですね。

そうやって自分のことを受け止めてくれる方が側にいらっしゃるのは、ありがたいことですね。

私は日々、セッションを繰り返していますが、

アトピーの悩みは同じかも知れないけど、

まさに「こんな人生もある」「あんな人生もある」

と、半ば驚きを抱きながら、私は目の前の方を眺めています(Skype・line通話の場合は声ですけど)。

そして、どんどん変化される姿が、それはまるで真新しい建造物が眼前に立ち現れるようです。

いろんな人生があります。そして、いろんなアトピーがあります。

私はすべてではありませんが、セッションの記録をこのブログで書いてきました。

ここにリンクをはっておきますので、様々な人生とアトピーにふれてみてください。

あなたは決して孤独ではないことが強くわかるから。

http://gogomobileshop.com/love/?cat=13

http://gogomobileshop.com/love/?cat=13&paged=2

≪アトピーの存在目的に気づいた時、
あなたはやっと本当の”自分”にたどりつける≫
【アトピーの存在目的を読み解く】
アトピー解放心理セラピスト
ワタナベ勲

なぜアトピーは春になると悪化するのか?原因と春の快適な過ごし方を教えます

桜なぜ春になるとアトピーが悪化して、辛くなるのでしょうか。

たいてい季節の変り目で皮膚炎は激しくなるものです。

しかし、春の悪化には特有の原因があるのです。

目がしつこく痒くなったり、顔や首が赤くなったりするのは明確な原因があります。

では、この春特有のアトピーの辛さを抑えることはできるのでしょうか?

もちろん痒みを早く除去したいお気持ちはわかります。ですが症状を抑えてしまうと、今度は夏にしんどくなる恐れがあります。

ではどのような対策をすればいいのでしょうか? 食養生理論に基づいて解説していきましょう。

春になるとアトピーは激しくなる原因とは?

東洋医学や食養生の理論でいえば春(2月~4月)の季節とは「気逆」であることです。

春とは地中から冬眠していた虫が地下から地面に現われたり、木の芽が地面から空に向かって芽吹く季節です。

大自然全体が地面から空に向かって、つまり「下から上に」エネルギーが流れる、これが今の季節の姿です。

この自然界でのエネルギーの流れが体内にも起きるです。

つまり、身体内で水分が下から上に向かって流れる、気逆が発生するのです。

春の特有の症状に花粉症があります。これは鼻から鼻水が流れ出ます。これも気逆のせいです。水が下から上に、鼻から水分があふれ出る現象が身体内で起きていることがわかりますね。

木の芽時である春は「吹き出る季節」であって身体もなにかと吹き出ることになるのです。

ゆえに肌に吹き出物がでたり、痒みや炎症がでてしまいがちになります

東洋医学では春の3か月を「発陳」と表現しています。「発陳」とはどういう意味でしょうか? 「陳」とは新陳代謝の陳です。身体で冬に熟したエネルギーが「発」、つまり勢いがついて外に表出するといった意味があるのです。

まさに冬の間にじっとしていたものが芽吹いたり、蠢く春の到来を告げる表現です。

また春は「風」の影響を受ける季節でもあります。春の陽気に熱せられた空気が上昇して風がおきるように身体内にも風が吹くわけです。

また、東洋医学の特有の表現ですが病気の元である「風邪」が身体に入りやすくなり風邪や花粉症だけではなく、皮膚疾患も起きやすくなるのです。よって痒みもいつもより増えてしまいます。

また、身体に吹き出るのはまだあって、それは感情です。この季節はイライラしたり憂鬱になったりするものです。五月病というのも春につきものです。つまり、心の鬱積も感情としてあらわれやすくなるのです。

春は肝の季節ともいわれていて、肝は風を嫌います。肝は感情でいえば怒りを表します。(東洋医学では臓器ごとに感情が振り当てられています)

よって、春は怒りやすくなったり、ヒステリーになったり、いつもより感情的になったり、心が沈んだりしてしまいがちです。

肝の不調は消化器系に影響を与えますから、便秘や下痢を繰り返したり、食べてもお腹を空きやすくなって食べ過ぎたりしてしまうこともありがちです。

アトピーの方がやってしまうのが食欲を満たすことでストレスを発散することです。食べ過ぎには気をつけてください。

そして悪化要因となるのが汗です。身体を動かせば汗ばむ季節ですので痒くなってしまいますよね。

ですから、アトピーで悩まれる方はよけいにイライラして辛くなる、これがこの季節なのです。

だからといってアトピーを抑え込む、消し去る、家の中で閉じこもることは得策ではありません。

それはなぜか? どうすればいいのか? 春の過ごし方について解説を進めていきましょう。

春を快適に過ごす考え方とは? アトピーを抑え込むのはやめましょう!

春色から顔をのぞかせる女性

Photo-by-ian-dooley

今まで述べてきたように春は肌にでるのが自然なのです。よってこの自然の摂理に反してはいけません。受け入れることなのです。

むしろ肌から排泄されることをポジティブに考えるべきなのです。

なぜか? それは古来からの食の知恵を知ればわかりやすいでしょう。

春には灰汁の強い竹の子や菜の花を食べますよね。

灰汁の強い春の野菜を食べる食習慣には、食べることで排泄を促す意図があるのです。

灰汁の強い春野菜を食べることで、わざと肌に排泄するように促すのです。ここで排泄をしておかないと夏がしんどく疲労がでやすくなる。夏の準備のためには今、痒みや炎症を薬で抑え込むのは良くないのです。

竹の子を食べるとおでこに、吹き出物がでる、そこで「竹の子さんありがとう」というくらい、やはり出した方が健康にいいのです。

(おでこのアトピーがひどくて悩まれている方はアトピーのおでこの原因と対処法についてをお読みください)

春における自然の摂理に身をゆだねてください。家に閉じこもるのではなくて外にでて身体を軽やかに動かしてみましょう。

万物が動き出して蠢く季節のように、身体を動かして陽気を発散させましょう。

だから春にはハイキングが行楽行事としてあるのです。

なお、痒みが激しい方は灰汁の強い竹の子や菜の花は控えた方が無難でしょう

それでも、つらくても外にでて季節の変り目を味わう春の息吹を感じることをお薦めしておきます。

たとえアトピーという病身であっても、身体の蠢動に心をまかせてその変化を味わいましょう

なお季節の変り目も快適に過ごしたい方はアトピー完治のメカニズムをお読みください。

文責/非営利活動法人 日本成人病予防協会 健康管理士 ワタナベ勲

なぜアトピーが完治しないのか?それは最初のステップを飛ばしているからです

なぜ、アトピーの原因を除去しているのに治らないのか?

から揚げや小麦を使ったパンやケーキなど、アレルギー食品を避けているのに。

どうして、皮膚科に通院して治療を受けているのに完治しないのか?

あなたもそう悩んでいませんか?

でしたら、お伝えしたいことがあります。

まず、原因を除去する対策に効果はありません

さりとて、「皮膚科に通院して投薬を受けるだけ」といった漠然とした姿勢にも問題があります。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

根治のために、まず実践するべきステップがあります。

この正しい手順を知ることが完治の秘訣だったのです。

「除去対策」ばかりやって「本当の目的」を見失っていませんか?

食べ物に注意しながら食べる女性

あなたは皮膚科でステロイドを処方してもらって、それで満足していますか?

薬を塗ることで、心が満たされていますか?

もし、満足されていないならば、「薬を塗っても治らない」からですよね。

わかります。

皮膚科に行っても薬がだされるだけ……。その繰り返し。

もう、うんざりですよね。

ですので、多くの患者は、ステロイドを塗りながら、

「アトピーの原因となるモノ」にあたりをつけて除去することをやります。

いわゆる「除去対策」です。

しかし、原因とおぼしき物質は無数にありますよね。

「ダニ」「ほこり」「タンパク質」「化学物質」「塩素」「カビ」etc

うんざりするくらい、アトピーの原因と考えられる物質はあります。

それでも、食事から肉類や揚げ物を除去したり、

スイーツを我慢するなどの食生活の改善に努力される方は多いです。

しかし、いくら頑張っても、

良くなったのか、どうなのか……わからない

季節の変り目になると、ぶりかえします

といった、治る兆しがなかなか見えない声を耳にします。

みなさん皮膚科で治療を受けながらも、

「いつ肌が爆発するかわからない」

と、不安を抱えて生活されています。

だから、

心や身体の不自由さを解決したくて、

さらに「除去対策」にいそしむことになる。

なかには疑心のかたまりになる方もおられます。

私がアトピー患者だった頃、

あるアトピー女性は天然水しか信じられない、と私に言い放ちました。

あるアトピーで入院している女性は、

リンゴジュースしか飲めないようになってしまいました。

だからといって、

彼女たちは治ることはありませんでした。

悩みをネットで解決できずに悩む女性

自分の「アトピーの原因になるモノ」に当たりをつけて除去する。

治らなければ、別のモノに当たりをつけては、それを除去する。

それも、多くの種類を一気に除去したら、

効果があったモノがわからないので、一品ずつ除去する。

これを繰り返して、ふと気づくと何十年も時間を費やしてしまった……。

そんな方は多いです。

しかし、

それで、治ればいいのですが、

その何十年の試行錯誤の中で、何度もアトピー悪化があるのです。

とても、切ないことだと私は思います。

もっといえば、病院に通院しているのです。

自分でも努力して頑張っているのです。

しかし、

いつもぼんやり肌が赤く、季節の変わり目に痒みでダウンしてしまう。

でも、

自分でやれることといえば、

原因を見つけては除去すること。それしかない。やり続けるしかない。

この「除去対策」を何年もやり続けると、

治すのが目的ではなくて、

「原因になるモノを見つけて除去する」ことが目的になっていく

それでも、

「除去対策」の努力が報われたらいいのですが、

私が知る限り「すっきり」治った人はいません。

ですが、

あなたの願望が、

「薬を塗りながら抑えることができればいい」

あるいは

「肌の状態をコントロールできれば、それでかまわない」

で、あるならば、いいでしょう。

しかし、

それは、一生アトピーのお世話をすることになる。

その心労たるや、かなりきつい。

もっといえば、

人生の負荷はアトピーだけではありません。

仕事、人間関係、家族、お金、結婚生活、子育て、親の介護、自分の老後、他の病気…。

いろいろ、頭を悩ますこと、いっぱいありますよね。

さらにいえば、人生の時間は有限です。

若くて元気に働ける年齢も限られています。

とても、アトピーをなだめて、なだめて、

保湿剤やワセリンを塗らないと落ち着かない生活なんて、

もう、何十年も「やってられません」

(ちなみに私は20年もアトピーのお世話ばかりの人生でした)

いつも、いつも、

「これを食べたら肌が爆発するのではないか?」

「旅行先で悪化したらどうなるのか?」

と、緊張する時間が日常になるなんて、とても辛い。

しかし、

多くのアトピーの方は「我慢強い」のです。

辛いのを認めず、努力に努力を重ねられます。

そして、

ある日、アトピーが激しく発症してしまう。

今までの努力がふっとんでしまう。

この繰り返しばかりやって、人生を費やしてしまう人が、いかに多いか……!

しかし、

「いや、別にわたし頑張っていませんから」

「まだまだ、やり足りません」

「お菓子も食べてしまいますから、私が悪いのです」

と、唇をかみしめながら、いわれる……。

そう言葉にされる女性に多く出会ってきました。

もう、「除去対策」すなわち「症状がでないように頑張ること自体」が目的になっているのです。

実に切なさを通り越して、痛々しい。

いいでしょうか?

本来の目的をあなたは忘れていませんか?

目的とは健康になること、ですよね?

「だったら、適切なアドバイスをしてあげれば?」

と、この文章を読まれた方の中には、そう思った人もいるでしょう。

しかし、「アドバイス」が時として、混迷を深めることになりかねないのです。

アトピーは原因を探して除去することで完治するものではない

食べ残されたドーナツ

私は10年間、無料で電話・メールで相談に応じていました。

相談者の質問に私がアドバイスで答える、これを毎日のように行っていました。

たとえば「コレとコレをすればいいのではないですか?」とアドバイスをします。

そしたら、なかには「それでは治らないと思います!」と、

語気を強めて言い返す人がいるのです。

すべての方がそうではありませんでしたよ。

しかし、私の回答に、

イライラしながら怒りまじりで「それは違う! それは間違っている!」

と、反応される方が目立つようになってきたのです。

怒りの感情をぶつけられることに耐えられず、

疲れ果てましたので、現在では無料電話・メール相談はしていません。

でも、ここで考えてみましょう。

「そんなやり方で治るわけない! それは違う!」

と、いわれる想いの背景とはなにか? です。

それは、いうなれば、

「鍵穴に合った鍵を教えてほしい!」

「その鍵は違う! わたしに合わない!」

という気持ちが強いのでしょう。

いうなれば「その治し方ではない! 私に合わないのよ!」と訴えられているわけです。

ああ、これが切ない、痛々しい。

なぜなら、その気持ちが強いと治らないからです。

なぜか?

アトピーとは「鍵穴に合う鍵があれば治る」わけではないから。

自分に合った方法が見つかれば治る、ものではありません。

つまり、

アトピーはアレルギーと違って、

何かを除去すれば治るといった病気ではないのです。

それは、アトピーには鍵=特定の原因物質(アレルゲン)がないためです。

最悪な状態であれば、最低限のものを除去する必要はあるかも知れません。

しかし、

それでも治るとは限らないからです。

除去しても治るとは限らないのです。

除去しなくても治る時は治るのです。

日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2016年版)」151ページにおいて「除去食」に関して次の通りに記述されています。

CQ15.アトピー性皮膚炎の治療にアレルゲン除去食は有用か. 食物アレルギーの関与が明らかでない小児および成人のアトピー性皮膚炎の治療にアレルゲン除去食は有用ではない. ただし,食物アレルギーが皮疹の憎悪に強く関与すると考えられるアトピー性皮膚炎においては,原因となるアレルゲン除去食は効果がある可能性があるが,ステロイド外用薬による一般的な抗炎症外用療法を十分に行うことが前提となる. 引用元日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2016年版)」151ページ

もう、あなたはお分かりでしょう。

あなたの目的は健康になることであって、

「原因を探して除去する」ことが目的ではありません。

だからといって、

私はあなたの努力を否定しているのではありません。

努力の方向性がずれていませんか? といいたいのです。

つまり、

アトピーの本質からずれた努力をいくらしても、

望ましい成果はでない。

もうこれ以上、「鍵」を探し求めないでください。

食生活で除去食をやるなど、

原因を探してはそれを排除することに熱心にならないでください

あなたの混迷が深まるだけですから。

私のように20年間も苦しみもがくことになりますよ。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

積極的に治療を受けることで身体は回復するのでしょうか?

各種治療法・療法を受診してその後どうなったか?

症状期間中と完治後の写真

私は写真の右側のように完治できています。が、20年間も皮膚の炎症と痒みで苦しみました。

街中の皮膚科でうまくいかなければ、漢方クリニックの門をたたきました。

しかし、季節の変り目には必ず症状は悪化しました。

ならばと、様々な民間療法を試しては克服を目指しました。

これも、時間とお金を費やす結果に終わりました。

では、なぜ私は負けてばかりで勝つことができなかったのか?

その負け戦の理由を知ることで、あなたは克服までショートカットできるわけですから、じっくりとお読みください。

ステロイド治療

現在、皮膚科では「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」に基づいて診察、治療が行われています。

では、当該ガイドラインにおける「皮膚科での治療」、いわばゴールについてどう定義されているのでしょうか?

日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2016年版)」126において「治療の目標」についてこのように記述されています。

1.治療の目標 治療の目標は,症状がないか,あっても軽微で,日常生活に支障がなく,薬物療法もあまり必要としない状態に到達し,その状態を維持することである.またこのレベルに到達しない場合でも,症状が軽微ないし軽度で,日常生活に支障をきたすような急な悪化がおこらない状態を維持することを目標とする. 引用元日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2016年版)」126ページ

私はステロイド治療を1年以上は受けました。しかし、塗らないと再び炎症が発症しました。

ステロイドを塗ると日常生活には支障がない状態にはなれましたが、目が痒くてイライラするなど、集中力は落ちました。

そして、秋冬の乾燥の季節が始まると悪化して、再び薬物治療に戻るのです。 つまりは、ステロイドを手放すことができなかったのです。

ですが、ガイドラインを読みますと、皮膚科治療の目標は達成されていたようです。

その後、私は人生で2度目の激悪化を体験し、大学受験を延期しました。

ステロイドをストロングタイプに変えても症状は改善しませんでした。

そして、治療方法を漢方薬に切りかえたのです。

なお、皮膚科で処方される抗ヒスタミン剤があります。

これを飲んでも痒みがおさまらないのは理由があります。それは痒みに関与する神経伝達物質はヒスタミンだけでなく、サイトカインやサブスタンスPなどがあるためです。

漢方薬治療はどうだったか?

漢方薬私の漢方薬治療は10年間です。3件くらいの漢方専門クリニックに通院しました。

保険適用外の高額な煎じ薬も飲みました。それも毎日です。

免疫力を高めて自然治癒力を向上させる漢方薬に期待しました。

また、肌に水分を送る漢方薬も処方されていました。

結論を述べますが、漢方投薬中、皮膚は色素沈着で黒くなり、ずっと乾燥していて痒みが止まりませんでした。

炎症もひどく、赤黒い肌は白くなりませんでした

漢方薬治療を受けている間、2回も悪化したほどです。

激しく悪化した時、顔の掻き傷から浸出液が止まらず、パニックになりました。

いくら漢方薬を飲んでも状態は改善しませんでした。

サプリメント

サプリメントの錠剤

サプリメント(栄養補助食品)も6年くらいは飲みました。しかし、決め手にはなりませんでした。

あなたもサプリメントを薦められたことがあると思います。

その薦められる理由に「活性酸素は万病の元」というのがあります。

病気を治すためには活性酸素を除去するビタミンなどの抗酸化物質を体内に取り入れる必要があって、

しかし、それは普段の食生活では摂りにくい。

だから、サプリメントで栄養を補助しましょう、これが理由です。

しかし、活性酸素がアトピー性皮膚炎の原因であるという根拠はないのです。

また、サプリメントが胃腸で消化吸収されて、栄養素として機能しているかどうかについても根拠がありません。

そもそも栄養は複数の栄養素が働きあって効果が発揮します。

ですから、ビタミンCだけのサプリメントをいくら飲んでも意味がないのです。

ひとつの栄養素だけをサプリで摂取すると、身体に悪影響を及ぼします。

栄養素はまんべんなく摂取しないといけないのです。

さらにいえば、多くのサプリメントに含まれる栄養素は自然由来ではありません。

ほとんどは石油合成で製造されているのです。

ビタミンは安価な石油で合成できるのです。化学合成物で健康が回復するわけがありません。

また1%でも自然由来成分が含有されていれば、自然派サプリとうたえるのです。

さらにいえば、サプリメントや健康補助食品にはたっぷりと添加物が含まれています

商品容器を見ればわかる通り、保存料や防腐剤、錠剤のツヤを出す光沢剤、固めるための賦形剤、色をつける着色剤が使用されています。

病気の身で、これだけのケミカル物質は負荷を与えるしかありません。

また腸内環境を健全にする乳酸菌サプリメントも推奨されています。

しかし、サプリの乳酸菌のほとんどは胃酸で焼かれてしまいます。

また、善玉菌だけでは機能しないのが腸内細菌であって、死菌まで配合されるべき。

よって乳酸菌サプリも改善できるかは不確かです。

そもそも、薬品ではないサプリメントに病気を治す根拠は不明なのです。

私もずいぶんサプリメントを研究して飲みましたが、無駄に終わりました。

スキンケア

保湿クリームスキンケア用品を使って保湿をすることは大事です。

乾燥は痒みの原因です。乾燥肌を放置すると痒みを感知する神経線維が表皮に向かって伸びます。

表皮は皮膚バリアが崩壊していることで刺激を受けやすくなっています。

よって、より痒みを感じやすくなります。

ですから、スキンケアは必要であって、「脱保湿」「肌断食」はやるべきではありません。

しかし、スキンケアは肌の乾燥をくいとめる対処療法にしか過ぎません

保湿をしても皮膚炎を根本的に改善することはありません。

なぜならば、身体の中からケアせずして、肌の表面だけ手入れをしても完治には至らないからです。

ここで、スキンケア商品を変えるといいのではないか、と思われたことでしょう。

それが違うのです。

「化学物質が一切含まれていない」化粧品やクリームを使用していた方々を私は観察していたことがあります。

しかし、誰一人として、アトピーを克服した人はいませんでした。

治らないことに苛立ち、他の治療方法に飛びつかれるだけでした。

私もお風呂上りに化粧水・ワセリン・クリーム・保湿剤を塗っていました。

肌に乾燥を感じるたびにスキンケアをこまめにしました。

普通の女性よりもスキンケアに詳しかったです。

しかし、20年間もアトピーをこじらせ、3度の悪化を体験してしまいました。

まったく歯が立たなかったのです。

なおスキンケアには正しい手順があります。どのような用品を使うべきかなどはアトピーに保湿剤は不適切のページをお読みください。

アトピー完治はどこにある?

さて、ここまで具体的な治療法・療法をあげてその結果についてお話をしてきました。

では、なぜ望まない結果に終わったのか?

その理由はなんでしょうか?

それは、病気を治すのは薬であって、医師であって、商品であるという考え方があったからでしょう。

自分の病気を治す根拠を外部条件に委ねている間は克服は遠い

商品を変えれば、治療法を変えれば、治るほど病気は甘くないのです。

だからと、自分自身の努力度合を高めるのも決め手にはなりにくい。

部屋の掃除をこまめにするなど「徹底的にアレルゲンを除去する!」のは意味がないことは前述の通りです。

アトピーと戦い、悪化要因だけを切り取るのは無理があります。

健康だけ残して病気をだけを除外するのは自然の摂理に反しているから。

健康も病気も元はひとつなのです。それらがあってあなたなのです。

「病気だけ消したい」「病気が治るかどうかは薬・医師しだい」といった考えは健全ではないでしょう。

では、具体的に完治を目指すには、どうすればいいのでしょうか?

治すための秘訣はあるのでしょうか?

それは、いよいよお話します「初めのステップ」を実践することなのです。

アトピー完治の可能性をひらくために実践するべき「初めのステップ」とは?

元気にいいねポーズをする女性

先ほど、無料電話相談のエピソードをお話しました。

多くの相談者は私の具体的なアドバイスに語気を強めて、このようにいっていたわけです。

「それは答えではないの!」

あなたも「答え」を探し求めてきたに違いない。

しかしですよ。

問題があって、答えがあるわけですよね?

「問題」が分からないのに、「答え」なんて分かるはずありません。

つまり、

「答え」ではなく、「問題」を知るべき。

「問題」を知らないのに、

いくら「答え」を探しても解決しないから。

アトピーの原因を探して、それを除去しても、

すっきり治らないのは、問題を知らないから。

よって、完治させるには根本的な問題をつかむことです。

では「問題」とはなんでしょうか?

それは、各人それぞれ違いますが、おおまかにいって「自分がアトピーでいる理由はなにか?」といっていいでしょう。

ちょっと待った!

ここであなたはこう考えたはず。

「え、理由って?」

「それって何? どういうこと?」

「どうすればいいの?」

と、思考をめぐらし、ネット検索をしようとしましたよね?

それって、原因を見つけては、解決する「除去対策」と同じ行動です。

だから、絶対にやめてください。

同じことの繰り返しになりますよ。

答えは外部にはなく、「自分」の中にあるから。

そこで、その「自分」についてなのですが、ここで新たな課題があります。

「自分」は自分では分からないのです。

気づきにくいのです。

自分では分からないから、悩みがなかなか消えないのです。

自分のことを一番に分かっていないのは自分ですからね。

(私は『自分のことは自分が一番知っているからほっておいてください』と、いわれるアトピーの方によく出会った。そういう方ほど、アトピーを「こじらせて」しまっていた。注意されたし)

まずは、表面的なことばかり追いかけるのではなくて、

アトピーについての認識を新たにすること。

これしかありません。

なぜならば、

あなたはアトピーの悩みという名の脱水機の中でグルグルと同じところを振り回されているから。

ああでもない。こうでもない。

と、頭の中が堂々巡りになっていて、

肌の悪化の度に気分が翻弄されているから。

悩みの渦中から抜け出すために「自分がアトピーでいる理由はなにか?」という”問い”を手に入れる。

まず、このことから始めてください。

抜け出さないと、自分がそこにいたことすらも気づけないから。

これが正しい実践の手順であって、完治の可能性をひらくのです。

つまり、このステップは「病気を診る」のではない「患者、その人を診る」東洋医学と通底した考え方です。

この章をまとめるのにふさわしい西洋の古い諺を紹介しましょう。

「人は蒔いた種を刈り取る」

そう、梅の花の種を蒔いて、桜を咲かせることはできないのです。

まとめ アトピー完治のきっかけをつかむ!

「アトピーの原因物質を探す」

「サプリメントやスキンケア用品を探して選ぶ」

そして「皮膚科や治療法を探す」よりも、真っ先にやるべきことがあるのです。

それが、「なぜ、自分はアトピーでいるのか?」という問いかけから始まって、

次に必要なのが「アトピーの認識を新たにする」ことです。

このステップを実践せずして、漫然と受診を続けても完治しないのは当然といえるでしょう。

では、具体的にどう実践して体得していくのか?

紙幅にも限りがありますので次のリンクのページで解説しています。

アトピーの原因と完治のメカニズム

私、アトピー完治経験者が解説するページを読んで、

新たな認識を手に入れてください。

文責/非営利活動法人 日本成人病予防協会会員 健康管理士 渡辺勲

アトピーにはこの野菜がいいよ!

冬の旬の食材大根を食べましょう!

 

冬の大根を使った料理

今では一年中売られている大根ですが、美味しさが増すのはこれからの真冬に入るこの時期です。

つまり、大根の栄養価がもっとも高まる季節なのです。

旬の野菜を食べるのは病気治しの基本です。

今は促成栽培が盛んなので旬を問わず野菜を不自由なく食べることができます。

ですが、失われたのが野菜を通じて栄養素を頂くことです。

これも病気にかかりやすい弱い身体をもたらすようになった一因といえるでしょう。

そこで、冬大根を食べて乾燥肌厳しいこの季節を乗り切ろうと思うのです。

もちろん大根の栄養成分とアトピー治しは無関係ではありませんよ!

大根の栄養成分とアトピーの関係とは?

この冬の時期にアトピーのあなたに大根を薦める理由とは?

それは大根の最大の特徴である栄養素による消化作用、これが弱った胃に効果あるからです。

大根の根の部分には米やイモ類の炭水化物の消化を助けるジアスターゼやデンプンを分解するアミラーゼなど、各種消化酵素を多く含みます。

大根おろしで食べると、弱った胃た食べ過ぎ、胸やけ、胃酸過多を改善します。まさに天然の消火剤なのです。

正月食べ過ぎた方には嬉しい食材です。

食養生の理論(食べ物で身体を癒す方法論)では「病気治しは胃治し」といわれています。

胃は消化器系の要であり、消化器系は免疫にも影響を与え、自然治癒力を高めるには胃をいたわることは大事なのです。

よって、天然の消火剤を栄養素たっぷりのこの時期の大根で頂きましょう。

免疫の病気であるアトピーに大根は有効

アトピーはアレルギーの一種でもありますから、動物性タンパク質の摂取には気をつけるべきです。

少し説明しますと、身体の免疫機構は自分と違うタンパク質が口から入ってくると、それを異物と判断して排除、攻撃します。

この攻撃が過ぎてしまうと免疫の暴走に至り、皮膚では炎症が起きるといわれています。

ですから、肉や魚といったタンパク質には大根おろしが添えられているのです。

焼き魚はもちろん豚肉を使ったカツにも、おろした大根が使われます。

また、タンパク質の焦げた部分には発ガン性物質が含まれていますが、大根おろしはそれを解消してくれるのです。

まさに付け合わせに大根おろしは理にかなっています。

また、根の部分にはビタミンCや食物繊維のリグニンが豊富です。

リグニンはアトピーの大敵である便通の改善や老廃物の排泄を助けます。

葉にも根の数倍量のビタミンCやビタミンAやB群、カルシウムなどのミネラルが豊富ですので、味噌汁の具などにして食べるといいでしょう。

もちろんビタミンC・A・B群は皮膚の再生に関与する栄養素です。

安くて栄養面でのお得な食材である大根をこの冬に頂きましょう。

さらに、

アトピーの原因と完治のメカニズムでは「やっていいこと・やって悪化したこと」をまとめています。

ぜひ合わせて読んでください。

非営利活動法人 日本成人病予防協会会員 健康管理士

ワタナベ勲

「寒さと乾燥と時々、強い日差し」これをどう快適にしていくか?

寒さと乾燥

現在、今季最大の寒さの到来に直面しています。

とはいえ、今、私のいる部屋には強い日差しが差し込んできています。

寒さを見込んで着込んで勇んで家をでた人にすれば、ちょうど汗ばむ昼下がりではないでしょうか?

この時期のアトピーの悪化原因を前回、ブログしました。

それがこちらです。

なぜ秋の季節の変わり目にアトピーは悪化するのか?

まだ読んでいない方は読んでくださいね。

寒くて、厚着して、たまの強い日差しや暖房で汗ばみ、痒くなり、しかし顔は乾燥している。

そんな辛い季節がこれから本格化します。

そのために今日は1点だけ注意を述べます。

それは、ヒートテックはやめましょう、という話です。

あの化学繊維でできた保温素材の一般名詞を私は知りませんので、ヒートテックといわせてください。

着用するなら綿繊維できたものが絶対におすすめです。

よく、足のふとももが痒くて、掻きすぎて、ひどい状態になる人がいます。

足が寒くてヒートテックを履く人もいるでしょうが、ならば綿でできた「パッチ」を履いた方がよろしい。

私は「パッチ」という言い方しか知りませんので「パッチ」で通しますね。

どうもあのヒートテックは蒸れますよね。汗ばみますよね。家帰って、脱いだ時、めちゃめちゃ掻きたくなりませんか?ふとももを。

それは上半身に身に付けるヒートテックもよくないと思います。

私もそうでしたが、この季節、寒いはずなのに身体が火照りませんか? 熱くないですか?

ですので私はいつも薄着でした。

しかし、女性の方は寒さが苦手なので機能性下着を利用したいかもしれませんが、その際は素材に気をつけてくださいね。

今日はいつもと比べてライトな内容でした。

 

アトピー秋の季節の変わり目に悪化する理由とは?対策はあるの?

季節の変わり目の「悪化原因」と「改善方法」

秋の夕焼け

アトピーは季節の変わり目にひどくなります。

そのひとつが秋。

夏を過ぎてからの肌の変化に気分を落としていませんか?

この季節……

外出した時、肌が急速に乾燥したりするのを感じる。

そのことで「季節が変わった」ことを「肌感覚」で分かるのがアトピーの私たちですよね。

さらに、

まだ残暑が厳しく、汗をかきやすい。よって、痒くなることもあって、この時期はなにかと辛いですよね。

だからといって、あわてて保湿剤やクリームを塗ったりしていませんか?

しかし、それだけでいいのでしょうか?

つまり、肌の外からのアプローチばかりしていても解決しますでしょうか?

それって昨年の秋もやっていましたよね?

また同じ対策を繰り返すのではなくて、

根本的にがらっと変える対策をやるべきではありませんか?

なぜ秋に悪化してしまうのか?

これを知ってしまうと、「ああ、肌に何かを塗ってもムダなのね」とあなたは深く感じることでしょう。

なぜ悪化し始めるのか?

秋という季節は肌の乾燥に気をつけるべき。

なぜならば肺が乾燥しているからです。

東洋医学では肌と肺は連関しています。幼稚園の頃、乾布摩擦ってやりませんでしたか?

あれは肌に刺激を与えることで肺にアプローチしているのです。

つまり、肌を気にするなら肺に注目すべきなのです。

その肺という臓器は湿っているのが正常とされています。

肺は酸素を送るだけでなく、エアコンの潤い機能のように全身に湿り気を送り込んでいる……これが東洋医学の考えです。

その湿り気があるはずの肺ですが、秋の乾燥の季節になると、肺もまた乾燥するのです。

乾燥した肺は皮膚に潤いを送れなくなります。だから、皮膚が乾き始まるのです。

したがって、

湿度の低下という外的要因だけでなく、

肺の乾燥ー身体の中から皮膚は乾くのです。

さらに秋は残暑がまだきつい。

日差しが厳しい日があったりすると汗をかきます。これが痒みとなる。

その汗はこの季節、すぐに乾いてしまう。

この汗が皮膚からどんどん蒸発するとき、アトピー患者は乾燥肌を感じやすくなるものです。私もそうでした。

実は肌が乾燥すると肺も乾燥します。これが悪循環につながっていくのです。

以上、秋そして冬の季節の変化の中で、皮膚の炎症や痒みがひどくなる原因を述べました。

ちなみに秋に運動会やハイキングをしますよね?

それはなぜかわかりますか? ちゃんと理由があるのです。

それは、季節のイベントを通じて身体を動かして夏に肺にたまった熱(陽気)を放出するためなのです。

そうやって肺の機能を正常に保つのです。

ですから、ある程度は身体を動かすことはしておきましょう。

正しい保湿対策で季節の変わり目を乗り越えましょう

もちろん肌に何も塗らないでいいのかといえば、そうではありません。

スキンケアを通じた保湿はやってください。

保湿は肌の乾燥を湿らせて、痒みの原因を緩和させるからです。

しかし、

スキンケア用品の選び方を間違えるとか、保湿の手順を逆にすると、効果は低下します。

正しい商品と手順をふまえた対策が改善につながるのです。

そのことについては、アトピーに保湿剤は不適切でスキンケア用品の選び方から方法まですべてを解説していますのでお読みください。

季節の変わり目の悪化を繰り返さない方法

手に平に花びら

秋は乾燥の季節。それも肺ー身体の内部からの乾燥が原因。

よって、

東洋医学では身体の内側から皮膚を潤す漢方薬が薦められます。

私も20年くらい肺機能を高めて、皮膚を潤す漢方薬を煎じて飲んでいました。

それも保険適用外の高価なものです。

しかし、

潤うどころか皮膚は炎症と痒みが止まらず、まったく治りませんでした。

漢方薬治療の最中、症状が悪化して会社を辞めてしまったのです。

神戸薬科大学で教授もしていた漢方医からの処方だったのですが。

もちろん、アトピーを表面的だけでなくて、

身体の内部からアプローチする視点は大事です。

ですが、これもまた正しいやり方でなければ、苦労を重ねるばかり。私のように、です。

たんに漢方を飲めば大丈夫とはいえないのです。

では何をするべきか?

アトピーの本質を理解して根本的に現状を変えることです。

これしかありません。

このことは、アトピー完治の経験者である私が解説する次のページアトピー完治のメカニズムでたっぷり解説しています。

毎年、毎年、秋から冬に悪化するのを、もうそろそろ繰り返すのはやめたいですよね。

が、

昨年と同じ対策……スキンケアばっかり……をしていては同じ辛さが再現されますよ。

ですので、アトピー完治のメカニズムを必ず読んで認識を新たにしてください。

そして、昨年とは違う季節を実現してください。

ワタナベ勲(アトピー解放心理セラピスト)

ステロイドをまるでスキンケア用品のように使っていませんか?

ステロイドが入った容器

気持ちを落ち着かせるためにステロイドを塗ってませんか?

あなたはひょっとして、

「ステロイドを塗らないと落ち着かない」

そんな気分で毎日を過ごしていませんか?

ステロイドを塗れば心が落ち着く、だから薬を手放せないでいませんか?

ふと、気づけば、1年も3年も5年も10年も塗っていませんか?

そして、アトピーが治る兆しが見えない、と嘆いていませんか?

「しかし、どうすればいいんだ。仕方がない」

と、暗い顔で、あるいは怒った表情で、ふとつぶやかれる……。

そんな方を私は今まで多く出会ってました。

私が出会った中ですと、20年も使用してきた人がいましたね。

「病院に行ってもステロイドを渡されるばかりなのです」

と、その65歳の女性は嘆かれておられました。

もし、あなたが長く薬と縁が深ければ、気づいてほしいことがあります。

脱ステロイドをやる、西洋医学に見切りをつけて漢方薬を飲む、

そんな「どうしよう!」と慌てて考えて、行動に突っ走ってしまう前に、

気づいてほしいことがあります。

それは、ステロイドを塗る意味についてです。

忘れてませんか? 薬を塗る意味を。

なぜならば、

薬を無意識に習慣として塗っているうちに、

薬に対する認識がだんだん変わっていくから。

そして、

身も心もステロイドを手放せないようになってしまう。

具体的にいうと、アトピーを治すために塗るのではなく、

保湿剤のように使う人が珍しくない。

まるでワセリンみたいに常時塗るのです。

あるいは、心を落ち着かせるために塗る、とか。

あなたも、そうなっていませんか?

どんなこともそうです。目的からずれては、違う結果しか待ち構えていませんよ。

つまり、

惰性でダラダラと薬を塗る習慣を見直さないと、やがて副作用が効果を上回ります。

だから、ステロイドを塗る意味を確認する必要があるのです。

薬の役目とはなにか? 知ってますよね?

 

薬のチューブ

ステロイドをもらった時の説明を思いだそう

薬を塗る意味は明確です。

症状を治すためです。これしかありません。

薬には病気を治癒する作用があります。一方で副作用があります。

皮膚科の医師からステロイドの使い方や塗る頻度について説明があったと思います。

なぜだと思いますか? そう、副作用があるからです。

薬品のコマーシャルを見ればわかりますが、用量用法を守って正しく使う必要が薬物にはあります。

当然、ステロイドにも連続使用が許されている期間があります。

許容される使用期間を過ぎて使用し続けると、副作用の懸念があるためです。

ですから、患者側は副作用があることを前提にステロイドの取り扱いには気をつけるべきです。

それは、自動車運転と同じです。

自動車は便利な道具でもあるが、間違った使い方をすると凶器にもなる、と免許を取る講習で教えられますよね。

自動車も暴走行為など、クルマ本来の目的を逸脱して使用してはいけないように、

ステロイドも症状を治すため以外の使用目的は交通違反ならぬ規約違反です。

電化製品もそうです。PL法に基づいて「子どもに触らせない」とか、シールが貼られて注意喚起されてますよね。

健康被害につながる行為や不適切な使用をしてはならないのです。

しかしながら、

自動車や電化製品に関するルールは守って安全性に気をつけるのに

ステロイドを長期間、常用している方が、とても多いのはなぜでしょうか?

診察もなく、ただただ薬をもらって塗り続けること10年になる……

そんな「塗ることが目的になっている」方のご相談に応じたこともありましたが、これは珍しいケースではないのです。

いいでしょうか?

もうお分かりだと思いますが、

もし、あなたが「塗らないと落ち着かないし、塗らないと不安になるから塗る」

あるいは、

「乾燥肌をしっとりさせたい」そんな目的で塗る行為は、

何度もいいますが薬の本来の目的から逸脱しています。

ステロイドはお守りではありません。

お守りには害はありませんけど、薬はお守りとしてずっと身に付ける(塗り続ける)ものではありません。

まず、ここに気づきませんか?

なぜならば、薬には副作用があるからです。

だから、ステロイドには連用使用の禁止が定められているのです。

ここでステロイドにはどんな副作用があるのか? やってはいけないことは何か?

あるいは、

ステロイドを塗っていても、なかなか治らないと思われている方は、

こちらの過去の投稿なぜステロイドを塗っても痒みが引かないのか?を読んでください。

ステロイドをやめて、じゃあ、どうればいいのだろう?

悩んでいる人の顔

あなたは、そう頭の中で思ったに違いありません。

「じゃあ、どうすればいいのだろう」この言葉を頭の中で”つぶやいて”何年になりますか?

私はあなたに勇気を与えたい。

その前に、ちょっとあなたにとって居心地の悪いことを今からお伝えしましょう。

いいですか?

それは、今のあなた思考レベルで、現状の問題は解決しない、ということ。

これはアインシュタインも同様のことを語っています。

がんばって考えてみたところで、どうでしょうか?

ステロイドが「漢方薬やプロトピック」に変わるだけでないでしょうか?

それら薬物を、ただ受動的に使うだけでは、堂々巡りの人生をしか待っていません。

医師はやるべき役目をあなたに果たしています。

では、あなたはどうですか?

患者は患者自身でやるべきことがあります。

それを知らないから、ただただ習慣的に生きてしまうわけです。

とりあえず風呂上りに塗る、これを繰り返してしまうのですよ。

賢明なあなたなら、もうお分かりでしょう。

では、何をしていくか? 一緒に作戦を立てていきましょう。

アトピーを完治した私と一緒にです。

まずはこちらアトピー完治のメカニズムを読んでください。

ちなみに、私はステロイドを5年は塗って、まったくなおらず途方に暮れた過去があります。

しかし、あらゆる薬物を使用せず、アトピーを治すことができましたよ。

どうか、この縁をいかしてください。

習慣を打破するために。

アトピー完治のメカニズムを読んで習慣から抜け出す。

 

アトピーを理由に仕事を休んだり会社を辞めてもいいの?

アトピーの人は「仕事、休みたいです」「会社、辞めたいです」と、辛くても言えない

夏の日差しに当たる会社員

アトピーを抱える人は、「アトピーを理由に仕事を休んだり、会社を辞めることに気が引ける」ものです。

他の病気ならば素直に「休みたいです」「会社辞めたいです」といえます。

だが、アトピーの場合、それができない。

だって、

アトピーを理由に「休みたいです」なんて、気が引けて会社にいえないから。

自分がアトピーであることを認めたくないから。

私もギリギリになるまでこらえて、限界を超えてから会社を辞めました。

その時の身体の状態は入院一歩手前でした。

痒みが激しく仕事に集中できないのはもちろん、

「動悸が激しい。息苦しい」

「乾燥肌が猛烈に激しくて、

冷房がキンキンに効いた職場に1分もいられない」

こんな極限状態になって、やっと「働くことができません」といえました。

そう、アトピーは身体が動けなくなるまで、働いてしまうのです。

前もって、会社を休んで、体を休ませるなんて発想は微塵もございません。

それがアトピー患者の胸の内です。

写真はアトピーで退職当時の私です。

アトピー症状期間中と完治後の写真

左側がアトピーで会社を辞めた当時の写真です。右側が完治した現在の様子

会社を辞めたのは2001年の8月の真夏。

人生、3度目の激悪化でした。

5月に発症して8月に辞めるまで3か月も耐え忍んでいました。

3か月間、地獄でした。

朝のきつい日差しが地獄が始まる合図でした。

窓ガラスで増幅された日光がアトピーの肌を切り刻みます。

身体は寝ている間にかいた汗でびっしょり。

掻いた傷が汗で沁みる。

もう痛くて身体が動かない。

首も回らない。全身の掻き傷に汗が沁みて痒くなる。

でも、動かないと会社に行けない。

朝ご飯を食べる。食べたら汗をかく。また痒くなる。

顔が暑い。もう目の周りは真っ赤になっているはずだ。

今日も鏡に浮かぶ自分の顔を気にしてしまう。

シャツの袖に腕を通す。すぐに汗でベタベタになる。

上着を着ると一気に身体が火照って熱を感じる。

汗がじわっと感じる、とたんに痒みが激しくなる!

気づけば、せっかく着たシャツを脱いで、身体を掻き毟っている! 

早くしないと遅刻だぞ!

でも、

もう、こうなれば終わり。動けない。

他人がこれを見れば「なにをしているんだ。おまえ」っていわれるはずだ。

痒みだけでなくて、どっと身体に気だるさを感じる。

もう心が陰鬱、寝込みたくなる。

ほんと夏の日の朝は地獄でした。

しかしながら、

周りの職場の人たちは、アトピーの人がこんな想いをしているかなんて気づけないものなのです。

アトピーの辛さ、あなたの上司・同僚は気づいていない

さて、

ここまで書いたあなたの辛い心境やアトピーの猛威を、

あなたの職場の上司や同僚は知っていると思いますか?

知るわけありません。

つまり、「アトピーが辛くて、それは勤務ができないほどだ」と、いわないと理解されません。

ここがアトピーと他の病気の違いです。

他の病気だと「会社を休む、あるいは辞めること」に同意してもらえやすい。

しかし、

アトピーは辛いけど歩けるし、手も使えるのです。動くことができるのです。

ここが違うのです。身体を動かすことができるのです。

なかなか上司からすると「辛いのはわかるけど、働けるでしょ?」となる。

あなたが自分の辛さを上司にいったとしても、

口には出さないがこう思われるに違いない。

「休んでもらっては困るんだよね」

「今、人が足りないし」

「なんとかしてもらいたいな」

「ステロイド塗らないの?」

「病院に行ってないの?」

「薬塗ればすぐに治るでしょ?」

 アトピーの辛さは目に見えません。よって会社はそれを理解できないのです。

ですから、ずばっと「休みたいです」あるいは「辞めます」と伝えましょう。

遠慮しながら伝えると、押し切られるかも知れませんからね。

「うーん。辞めないでほしいな」

「こっちも大変なんだよ」

「人が足りなくてね」

「もう少し頑張って! ね!」

「アトピーに良いもの教えてあげるよ!」

そういわれると、頼られているようで嬉しくなる人が多いです。

だから、休みたいのに休めない……! ことになっていく。

そして「仕事を休む」「辞める」と言い出せないあなたがいる

会社員

会社はアトピーの辛さを理解しないのと、あともうひとつ、

アトピーが他の病気と大きく違う点があります。

それは、当の本人が「動けるし。私はまだ頑張れる」と思ってしまうこと。

あるいは、

「ひょっとして来週になれば治っているかも」

「仕事を休んで家にいると、張り合いがなくなって、逆に治らないかも」

と、思ってしまうのです。

これは他の疾病や障害ではありえない患者の考えですよ。

実際、私も会社を休むという発想がありませんでした。

ずっと顔を真っ赤にカサカサにさせて会社に行ってました。

みんなの目線ですか? 厳しいに決まっているじゃないですか。

女性社員さんが私の机を雑巾で、ふいてくれるのですが……それは辞める間際でしたかね、

その女性社員さんがこんなことをいうのです。

「渡辺さんの机って皮が落ちてるので、床に落とさないようにして掃除をするのが大変なのです」

と、みんなの前で、いわれたことを今でも覚えています。

ショックだったか?

いいえ。

ただただ身体がしんどかったので気にする余裕がありませんでした。

また、仕事現場に行った時、「まあタイヘン! タイヘン! なんであなたみたいなのが来たの!」と、

取引先の初対面の女性スタッフにいわれたことも昨日のように覚えています。

さらに、上司の課長に「おまえそのアトピーの赤い顔! どうにかしろや!」と、いわれても、

私は会社を辞めませんでした。

それはなぜでしょうか?

手も足も動けて歩くことができたからです。

動けますから! 営業できますから! デスクワークできますから! パソコン打てますから!

アトピーの人は我慢強い。だから休めない!

本当は辛いのです。

出勤前の朝なんて地獄ですから。

しかし、アトピーの方は我慢強いのです。

さらに、自身の深刻な状態を否認しがちです。認めたがらないのです。

私も自分の気持ちを麻痺させて働いていました。

だから、なかなか休もうとしない。

よって、入院一歩手前になるまで「ギブアップ」といえないのです。

そういえば私はある団体の簡易な保険に入っていましたけど、

疾病見舞金を請求しなかったですね。

どこかしら「アトピーは病気じゃない」って思い込んでいたからです。

しかし、

身体が動かなくなり動悸が激しくなって、白旗を上げました。

社長に退社を願った次の日から会社に行きませんでした(行けませんでした)。

ギリギリまで頑張ってしまったのです。

これが大事! 「あなたはどう思いたいのか? どうしたいのか? どう生きたいのか?」

未来の選択

ひょっとして、今のあなたはこう思っているかも知れませんね。

「会社を辞めたってアトピーが治るわけないし……」

「仕事を辞めて家にいるのは惨め(みじめ)だ」

「そんな無職の惨めさを味わうくらいなら会社にいたい」

「仕事をやめて家にいても生活に張りがなくなるのが怖い」

「家で鬱積を抱えていれば、余計にアトピーは悪化するのではないか?」

「再就職できるかどうかわからないし」

「仕事せずに家にいたら両親に迷惑かけるし……」

「ならばしんどくても会社を辞めない方がマシだ」

では、

ここで、あなたの過去の自分を振り返ってください。

「やるか・やらないか」の選択の際、

「やらない」を選ぶことが多かったのではありませんか?

しかし、それでは何も得られないのです。

アトピーは働けなくなるほど深刻な病気です。

これをまず認めましょう。

そして、

会社を休みたければ、休めばいい。

辞めたければ、辞めればいい。

上司の理解なんて不要です。

そして逆に、

会社を休まない、辞めない道を選んだあなたへ。

その休まない、辞めない選択の理由が「何かを失いたくないから」「何かを避けたいから」であるならば、

「あなたの身体」は「あなたのその選択」によって「組織や他人に捧げられた」と、思っていることでしょう。

「何かを失うのが怖くて」「何かを避けたくて」といった基準で身の振り方を選択しているからです。

そこに、あなたの主体性がないからです。

そうではなくて、

あなたがどう思い、何をしたいのか? 何をつかみたいか?

ご自愛専一でいいのではないでしょうか?

それでも、先行きが不安だと思います。

では私が会社を辞めて、アトピーをどのように治していったか?

それは、ある考え方が基礎になりました。

このあたりのニュアンスは完治経験者しかわからないかと思いますので、

アトピーを治すとはどういうことなのか?

これを解説した関連ページ⇒アトピー完治のメカニズム「アトピーの本当の意味」を知らないといくら対策をしても治らない理由とは?

をお読みください。

特定非営利活動法人
日本成人病予防協会会員
健康管理士
ワタナベ勲

アトピーの夏を乗り切ろうとしているあなたへ

夏の太陽

アトピーがつらい季節になりました。

7月にはいって全国的に35度を超える猛暑日が続いています。

昨日、電車に乗っていましたら、前の席の男性が辛そうにされていました。

私はかつて苦しんでいたアトピーの頃のじぶんを思い出しました。

ただでさえ顔や首がほてるのに、夏の暑さが追い打ちをかけます。

あの首の後ろ、後頭部にかけて熱がずっとまとわりつく。

そして、

掻きだしたら止まらなくなる。

そうなれば、

もう誰にも口をききたくない。

表情も硬いから「怒ってるのか?」と、よく友人からいわれたものです。

女性なら薄着になれて夏のおしゃれを楽しみたいですよね。

水着までいかなくても半そでになって腕をだしたい!

なのに!

ひざ裏も見せられない!

さらに、ファンデーションもできない。

そして、あの職場の冷房。あれはアトピーでない人には理解できないかも。

私もありました。室内の乾燥で顔がバキバキになってじっとしていられない。

だから、たとえ暑くても外の湿気を含んだ熱風の方が過ごしやすくて、

よく職場を離れてひとり猛暑の中をさまよってました。

でも、暑いからすぐに冷房のあるコンビニにはいってしまう。

が、1分もいられない!

だってコンビニの冷房の猛烈な乾燥に耐えられなくなるから!

こんなどこにいっても、なにをしても辛いあの「アトピー3度目の激悪化の夏」でしたね。

それから、どうなったかは、また別に書きますが、

あなたは、みんながしている夏の愉しみができない自分を責めてませんか?

わかります。お気持ちはよーくわかります。

なかには、もっと仕事に励む人がいます。

「こんな自分は嫌だ!」

「前の自分ならもっと動けたし仕事できなのに!」と、

自分を責める人もいます。

そんな方にお会いしたことがあります。

痛々しいです。

切なささえ感じます。

つまり、

「楽しい夏なのに! なのに自分ときたら!」

「もっと働けるはずだ!」って、

これって理想と現実のギャップに苦しんでいるわけであって、

そこまで思ってしまうと

アトピー以上の苦しみを

味わうことになりますよ。

だから、

アトピーという状態を受け入れて、

できないことはできない、

やれる範囲を明確に決めて、

休みながらやる。

そんな夏を過ごしてください。

それでも痒みや汗でしみるヒリヒリはつらいですよね。

なんとかしたいあなたのために家の中でアトピーの本質を学べるテキスト教材を用意していますので、

お読みください。

こちらで、その説明をしています。

アトピー完治のメカニズムを書いたテキスト教材はこちら

 

 

アトピーテキストの読者様にお会いしました!

テキストの読者

私が書いたテキスト「アトピーの原因と克服のメカニズム」の読者様とお会いしました!

テキストはダウンロード版と冊子版がありますが、ダウンロードされたテキストをわざわざ印刷して持参してくださいました。

何度も読み返して頂いただけでなく、印刷された紙の厚さ、重さ。カバンに入れて私の会いにきて頂きました。

こうやってキーボードで書いているだけで胸が熱くなりますね。泣きそう。

 

その後、読者様はこんなメールを私に送信した。

 

「妻との時間を大事にするよう考え方が変わりました。

妻が療養が必要なこともありますが、随分妻と会話するようになったように思います。」

「妻と会話が増えることによって、妻の本当の気持ちを知る機会がありました。

5/12の母の日には、妻からの申し出で、私の母親にあいさつしたいと言い出しました。

従来、妻と母はあまり仲が良くなかったので、ちょっとびっくりしています。

また、暫く顔を見ていなかった弟とも会話をする機会がありました。」

 

病気が注射1本で治るなら、そもそも病気なんていらない。

病気は悪であって「叩いて叩いて追い出さないといけない」というのは病気と健康を分けて考える二元論の考えに依拠している。

しかし、健康も病気も元はひとつであって、病気だけを除去できないと考えるのは多分に東洋的な発想だ。

 

病気が注射1本で治るなら、そもそも病気なんていらない。

否、注射1本で治ったとしよう。

しかし、場所を変えて姿を変えて必ずあなたの前に現われる。

読者氏はそのことに気づいたのだ。