アトピー性皮膚炎は原因が不明だといわれています。
皮膚科に行って医師に「何が原因なのですか?」と聞いても「炎症がでているので薬を塗りましょう」しかいってはもらえません。
さらにうかがっても「食事に気をつけて、刺激の低いもので体を洗ってください」といわれます。
そして、「薬を塗って様子を見ましょう」としかいってくれません。
どうしても原因を知りたいので血液検査を申し出ても「やってもいいけど。意味ないよ」といわれるのです。
しかし、カルテには病名「アトピー性皮膚炎」と書かれるわけです。
で、ステロイドを塗る説明がされて、お金支払って帰るだけです。
原因がわからないのに病名がつけられる。
「もう、わけがわからない。もう頭の中は混乱しぱなしですよ」
ー以上のお話は私のセッションにお越しになられたクライエントさんが話してくれたことです。
私も「なるほどな」と思いました。
私が25年間、アトピーで苦しんでいる時、原因がわからぬまま、あらゆる手を尽くして、その果てに待っていたのが急な悪化でした。それも3回もありました。
25年の間、ずっと肌は乾燥していて痒くて眠れず、色素沈着と炎症で肌はいつも赤黒かったです。
もう、息も絶え絶え、生きる心地がしませんでした。
絶えず意識が皮膚に張り付いているようで、頭が休まることはありませんでした。
左側がかつての私です。右が現在の私です。
もちろんステロイドでコントロールしているわけでもありません。
何も特別な事はしていません。
しかし、完治してからそろそろ10年近くになりますが再発はありません。
お酒を飲んで夜更かししても肌が荒れたりしません。
ここで、あなたは「どうすれば治るのだろう」と、思われたことでしょう。
まずは、アトピーを治そうと思わないことです。
いっておきますが「アトピーと付き合う」「アトピーに感謝する」のではありません。
そんな、お茶を濁すことを私はあなたにはいいません。
私の元に来られる相談者さんのほとんどが「何をやってもダメだった!」と嘆かれるのですが、
なぜ手を尽くしても治らないのでしょうか?
それは「アトピーを治すこと自体が目的になっている」からです。
アトピーが長期化すればするほどアトピーを治すこと自体が目的となりがちです。
しかし、
「アトピーを治したい!」にこだわると、逆に炎症と痒みの連鎖に囚われてしまうのです。
大事なことなので繰り返します。
「一刻も早く楽になりたい!治したい!」と思えば思うほど、ますます果てしないアトピー治療のスパイラルにはまってしまいます。
一方で、アトピーを治すことが出来た人はまったく逆のことをされています。
治す方法なぞ探しませんし頑張りません。
食べたいものを我慢するなど、努力してアトピーを完治させたわけではありません。
私は2005年からの12年間、日々、アトピーの方のサポートをしてきましたが、アトピーを完治出来る人、出来ない人ははっきりしております。
まず「ひとりでこっそり頑張る人」は難しいでしょう。
あなたのアトピー治療への熱意を私は認めます。
ただその熱意や努力の方向性が間違っているのです。
実は私も孤軍奮闘している間、アトピーは治りませんでした。何をやっても報われず辛いだけでした。
アトピーはあなたの過去そのもの。アトピーは治すのではなく立ち去ってもらうべきなのです。
アトピーは艱難辛苦の末に治るものではありません。
痒みを我慢し、食べたいものを我慢し、遊びを我慢した果てに治るものでもありません。
私は笑えませんでした。皮膚が固くて動かすことができなかったから。
でも、今では自然に笑顔になれています。しかし、まさか私がここまで綺麗になれるとは思ってもみませんでした。
私には「過去の私」に渡したいテキストがあります。それがアトピーの原因と克服のメカニズムです。
まずは知ることです。完治のメカニズムを学ぶことです。
そして、「アトピーがどうやって治っていくのか」その認識を新たにしましょう。
ひとりでがんばること勿れ。
テキストの内容はこちら→「アトピーの原因と克服のメカニズム」のページをご覧ください。
アトピー解放心理セラピスト ワタナベ 勲