そうだ、私も春なのに心が陰鬱だった頃がある。
おまけに大学合格の春だったのに。
高校を卒業してすぐに持病のアトピーが激しく発症。私は大学受験を1年遅らせなければならなくなった。
次の年、ようやく志望大学に合格した。
しかし、心は晴れなかった。アトピーがまだ治っていなかったからだ。
そして春というのは症状が出やすい。
春は気逆の季節であり、下から上に吹き上げる時期だ。
地上から植物が芽吹くように身体内も下から上にエネルギーが向かう。
だから口から含んだ水分が下に行かず逆流してしまう。これが花粉症なら鼻水となって生じるところになる。
そして皮膚にも吹き出物など症状が出やすくなる。
心も吐き出し口を求めて気分は憂鬱になる。これが五月病だ。
だが、この時期に吹き出物を出しておかないと夏場しんどくなる。
だから菜の花や筍などアクの強い春の野菜を食べる。
そうすることで吹き出物を肌に出させる。
おでこにぷつんと吹き出物ができたら「筍さんありがとう」というべきなのだ。
だからと無理して出す必要もないけれど、
今、春のせいでアトピーが苦しく、桜を見ても浮かれないあなたへ。
それは、あなたの身体がきちんと春を感じているからだし、
感じたいと願っていることを忘れてはいけない。
あなたの元にも春は巡ってきたのだ。
だから、苦しみだけを感じてはいけない。
桜を見て苦しみだけを感じるのならば、
それは思考を優先し、
身体や心を犠牲にしているのだ。
身体を心を犠牲にしていたら、
あなたはいつか身体や心に裏切られるだろう。
春は春らしい服に「着替えよう。」
そんなこといってもしんどいものはシンドイと思ったあなたはアトピー完治のメカニズムを読まれたし。