「寒さと乾燥と時々、強い日差し」これをどう快適にしていくか?

寒さと乾燥

現在、今季最大の寒さの到来に直面しています。

とはいえ、今、私のいる部屋には強い日差しが差し込んできています。

寒さを見込んで着込んで勇んで家をでた人にすれば、ちょうど汗ばむ昼下がりではないでしょうか?

この時期のアトピーの悪化原因を前回、ブログしました。

それがこちらです。

なぜ秋の季節の変わり目にアトピーは悪化するのか?

まだ読んでいない方は読んでくださいね。

寒くて、厚着して、たまの強い日差しや暖房で汗ばみ、痒くなり、しかし顔は乾燥している。

そんな辛い季節がこれから本格化します。

そのために今日は1点だけ注意を述べます。

それは、ヒートテックはやめましょう、という話です。

あの化学繊維でできた保温素材の一般名詞を私は知りませんので、ヒートテックといわせてください。

着用するなら綿繊維できたものが絶対におすすめです。

よく、足のふとももが痒くて、掻きすぎて、ひどい状態になる人がいます。

足が寒くてヒートテックを履く人もいるでしょうが、ならば綿でできた「パッチ」を履いた方がよろしい。

私は「パッチ」という言い方しか知りませんので「パッチ」で通しますね。

どうもあのヒートテックは蒸れますよね。汗ばみますよね。家帰って、脱いだ時、めちゃめちゃ掻きたくなりませんか?ふとももを。

それは上半身に身に付けるヒートテックもよくないと思います。

私もそうでしたが、この季節、寒いはずなのに身体が火照りませんか? 熱くないですか?

ですので私はいつも薄着でした。

しかし、女性の方は寒さが苦手なので機能性下着を利用したいかもしれませんが、その際は素材に気をつけてくださいね。

今日はいつもと比べてライトな内容でした。

 

アトピー秋の季節の変わり目に悪化する理由とは?対策はあるの?

季節の変わり目の「悪化原因」と「改善方法」

秋の夕焼け

アトピーは季節の変わり目にひどくなります。

そのひとつが秋。

夏を過ぎてからの肌の変化に気分を落としていませんか?

この季節……

外出した時、肌が急速に乾燥したりするのを感じる。

そのことで「季節が変わった」ことを「肌感覚」で分かるのがアトピーの私たちですよね。

さらに、

まだ残暑が厳しく、汗をかきやすい。よって、痒くなることもあって、この時期はなにかと辛いですよね。

だからといって、あわてて保湿剤やクリームを塗ったりしていませんか?

しかし、それだけでいいのでしょうか?

つまり、肌の外からのアプローチばかりしていても解決しますでしょうか?

それって昨年の秋もやっていましたよね?

また同じ対策を繰り返すのではなくて、

根本的にがらっと変える対策をやるべきではありませんか?

なぜ秋に悪化してしまうのか?

これを知ってしまうと、「ああ、肌に何かを塗ってもムダなのね」とあなたは深く感じることでしょう。

なぜ悪化し始めるのか?

秋という季節は肌の乾燥に気をつけるべき。

なぜならば肺が乾燥しているからです。

東洋医学では肌と肺は連関しています。幼稚園の頃、乾布摩擦ってやりませんでしたか?

あれは肌に刺激を与えることで肺にアプローチしているのです。

つまり、肌を気にするなら肺に注目すべきなのです。

その肺という臓器は湿っているのが正常とされています。

肺は酸素を送るだけでなく、エアコンの潤い機能のように全身に湿り気を送り込んでいる……これが東洋医学の考えです。

その湿り気があるはずの肺ですが、秋の乾燥の季節になると、肺もまた乾燥するのです。

乾燥した肺は皮膚に潤いを送れなくなります。だから、皮膚が乾き始まるのです。

したがって、

湿度の低下という外的要因だけでなく、

肺の乾燥ー身体の中から皮膚は乾くのです。

さらに秋は残暑がまだきつい。

日差しが厳しい日があったりすると汗をかきます。これが痒みとなる。

その汗はこの季節、すぐに乾いてしまう。

この汗が皮膚からどんどん蒸発するとき、アトピー患者は乾燥肌を感じやすくなるものです。私もそうでした。

実は肌が乾燥すると肺も乾燥します。これが悪循環につながっていくのです。

以上、秋そして冬の季節の変化の中で、皮膚の炎症や痒みがひどくなる原因を述べました。

ちなみに秋に運動会やハイキングをしますよね?

それはなぜかわかりますか? ちゃんと理由があるのです。

それは、季節のイベントを通じて身体を動かして夏に肺にたまった熱(陽気)を放出するためなのです。

そうやって肺の機能を正常に保つのです。

ですから、ある程度は身体を動かすことはしておきましょう。

正しい保湿対策で季節の変わり目を乗り越えましょう

もちろん肌に何も塗らないでいいのかといえば、そうではありません。

スキンケアを通じた保湿はやってください。

保湿は肌の乾燥を湿らせて、痒みの原因を緩和させるからです。

しかし、

スキンケア用品の選び方を間違えるとか、保湿の手順を逆にすると、効果は低下します。

正しい商品と手順をふまえた対策が改善につながるのです。

そのことについては、アトピーに保湿剤は不適切でスキンケア用品の選び方から方法まですべてを解説していますのでお読みください。

季節の変わり目の悪化を繰り返さない方法

手に平に花びら

秋は乾燥の季節。それも肺ー身体の内部からの乾燥が原因。

よって、

東洋医学では身体の内側から皮膚を潤す漢方薬が薦められます。

私も20年くらい肺機能を高めて、皮膚を潤す漢方薬を煎じて飲んでいました。

それも保険適用外の高価なものです。

しかし、

潤うどころか皮膚は炎症と痒みが止まらず、まったく治りませんでした。

漢方薬治療の最中、症状が悪化して会社を辞めてしまったのです。

神戸薬科大学で教授もしていた漢方医からの処方だったのですが。

もちろん、アトピーを表面的だけでなくて、

身体の内部からアプローチする視点は大事です。

ですが、これもまた正しいやり方でなければ、苦労を重ねるばかり。私のように、です。

たんに漢方を飲めば大丈夫とはいえないのです。

では何をするべきか?

アトピーの本質を理解して根本的に現状を変えることです。

これしかありません。

このことは、アトピー完治の経験者である私が解説する次のページアトピー完治のメカニズムでたっぷり解説しています。

毎年、毎年、秋から冬に悪化するのを、もうそろそろ繰り返すのはやめたいですよね。

が、

昨年と同じ対策……スキンケアばっかり……をしていては同じ辛さが再現されますよ。

ですので、アトピー完治のメカニズムを必ず読んで認識を新たにしてください。

そして、昨年とは違う季節を実現してください。

ワタナベ勲(アトピー解放心理セラピスト)

ステロイドをまるでスキンケア用品のように使っていませんか?

ステロイドが入った容器

気持ちを落ち着かせるためにステロイドを塗ってませんか?

あなたはひょっとして、

「ステロイドを塗らないと落ち着かない」

そんな気分で毎日を過ごしていませんか?

ステロイドを塗れば心が落ち着く、だから薬を手放せないでいませんか?

ふと、気づけば、1年も3年も5年も10年も塗っていませんか?

そして、アトピーが治る兆しが見えない、と嘆いていませんか?

「しかし、どうすればいいんだ。仕方がない」

と、暗い顔で、あるいは怒った表情で、ふとつぶやかれる……。

そんな方を私は今まで多く出会ってました。

私が出会った中ですと、20年も使用してきた人がいましたね。

「病院に行ってもステロイドを渡されるばかりなのです」

と、その65歳の女性は嘆かれておられました。

もし、あなたが長く薬と縁が深ければ、気づいてほしいことがあります。

脱ステロイドをやる、西洋医学に見切りをつけて漢方薬を飲む、

そんな「どうしよう!」と慌てて考えて、行動に突っ走ってしまう前に、

気づいてほしいことがあります。

それは、ステロイドを塗る意味についてです。

忘れてませんか? 薬を塗る意味を。

なぜならば、

薬を無意識に習慣として塗っているうちに、

薬に対する認識がだんだん変わっていくから。

そして、

身も心もステロイドを手放せないようになってしまう。

具体的にいうと、アトピーを治すために塗るのではなく、

保湿剤のように使う人が珍しくない。

まるでワセリンみたいに常時塗るのです。

あるいは、心を落ち着かせるために塗る、とか。

あなたも、そうなっていませんか?

どんなこともそうです。目的からずれては、違う結果しか待ち構えていませんよ。

つまり、

惰性でダラダラと薬を塗る習慣を見直さないと、やがて副作用が効果を上回ります。

だから、ステロイドを塗る意味を確認する必要があるのです。

薬の役目とはなにか? 知ってますよね?

 

薬のチューブ

ステロイドをもらった時の説明を思いだそう

薬を塗る意味は明確です。

症状を治すためです。これしかありません。

薬には病気を治癒する作用があります。一方で副作用があります。

皮膚科の医師からステロイドの使い方や塗る頻度について説明があったと思います。

なぜだと思いますか? そう、副作用があるからです。

薬品のコマーシャルを見ればわかりますが、用量用法を守って正しく使う必要が薬物にはあります。

当然、ステロイドにも連続使用が許されている期間があります。

許容される使用期間を過ぎて使用し続けると、副作用の懸念があるためです。

ですから、患者側は副作用があることを前提にステロイドの取り扱いには気をつけるべきです。

それは、自動車運転と同じです。

自動車は便利な道具でもあるが、間違った使い方をすると凶器にもなる、と免許を取る講習で教えられますよね。

自動車も暴走行為など、クルマ本来の目的を逸脱して使用してはいけないように、

ステロイドも症状を治すため以外の使用目的は交通違反ならぬ規約違反です。

電化製品もそうです。PL法に基づいて「子どもに触らせない」とか、シールが貼られて注意喚起されてますよね。

健康被害につながる行為や不適切な使用をしてはならないのです。

しかしながら、

自動車や電化製品に関するルールは守って安全性に気をつけるのに

ステロイドを長期間、常用している方が、とても多いのはなぜでしょうか?

診察もなく、ただただ薬をもらって塗り続けること10年になる……

そんな「塗ることが目的になっている」方のご相談に応じたこともありましたが、これは珍しいケースではないのです。

いいでしょうか?

もうお分かりだと思いますが、

もし、あなたが「塗らないと落ち着かないし、塗らないと不安になるから塗る」

あるいは、

「乾燥肌をしっとりさせたい」そんな目的で塗る行為は、

何度もいいますが薬の本来の目的から逸脱しています。

ステロイドはお守りではありません。

お守りには害はありませんけど、薬はお守りとしてずっと身に付ける(塗り続ける)ものではありません。

まず、ここに気づきませんか?

なぜならば、薬には副作用があるからです。

だから、ステロイドには連用使用の禁止が定められているのです。

ここでステロイドにはどんな副作用があるのか? やってはいけないことは何か?

あるいは、

ステロイドを塗っていても、なかなか治らないと思われている方は、

こちらの過去の投稿なぜステロイドを塗っても痒みが引かないのか?を読んでください。

ステロイドをやめて、じゃあ、どうればいいのだろう?

悩んでいる人の顔

あなたは、そう頭の中で思ったに違いありません。

「じゃあ、どうすればいいのだろう」この言葉を頭の中で”つぶやいて”何年になりますか?

私はあなたに勇気を与えたい。

その前に、ちょっとあなたにとって居心地の悪いことを今からお伝えしましょう。

いいですか?

それは、今のあなた思考レベルで、現状の問題は解決しない、ということ。

これはアインシュタインも同様のことを語っています。

がんばって考えてみたところで、どうでしょうか?

ステロイドが「漢方薬やプロトピック」に変わるだけでないでしょうか?

それら薬物を、ただ受動的に使うだけでは、堂々巡りの人生をしか待っていません。

医師はやるべき役目をあなたに果たしています。

では、あなたはどうですか?

患者は患者自身でやるべきことがあります。

それを知らないから、ただただ習慣的に生きてしまうわけです。

とりあえず風呂上りに塗る、これを繰り返してしまうのですよ。

賢明なあなたなら、もうお分かりでしょう。

では、何をしていくか? 一緒に作戦を立てていきましょう。

アトピーを完治した私と一緒にです。

まずはこちらアトピー完治のメカニズムを読んでください。

ちなみに、私はステロイドを5年は塗って、まったくなおらず途方に暮れた過去があります。

しかし、あらゆる薬物を使用せず、アトピーを治すことができましたよ。

どうか、この縁をいかしてください。

習慣を打破するために。

アトピー完治のメカニズムを読んで習慣から抜け出す。

 

アトピーを理由に仕事を休んだり会社を辞めてもいいの?

アトピーの人は「仕事、休みたいです」「会社、辞めたいです」と、辛くても言えない

夏の日差しに当たる会社員

アトピーを抱える人は、「アトピーを理由に仕事を休んだり、会社を辞めることに気が引ける」ものです。

他の病気ならば素直に「休みたいです」「会社辞めたいです」といえます。

だが、アトピーの場合、それができない。

だって、

アトピーを理由に「休みたいです」なんて、気が引けて会社にいえないから。

自分がアトピーであることを認めたくないから。

私もギリギリになるまでこらえて、限界を超えてから会社を辞めました。

その時の身体の状態は入院一歩手前でした。

痒みが激しく仕事に集中できないのはもちろん、

「動悸が激しい。息苦しい」

「乾燥肌が猛烈に激しくて、

冷房がキンキンに効いた職場に1分もいられない」

こんな極限状態になって、やっと「働くことができません」といえました。

そう、アトピーは身体が動けなくなるまで、働いてしまうのです。

前もって、会社を休んで、体を休ませるなんて発想は微塵もございません。

それがアトピー患者の胸の内です。

写真はアトピーで退職当時の私です。

アトピー症状期間中と完治後の写真

左側がアトピーで会社を辞めた当時の写真です。右側が完治した現在の様子

会社を辞めたのは2001年の8月の真夏。

人生、3度目の激悪化でした。

5月に発症して8月に辞めるまで3か月も耐え忍んでいました。

3か月間、地獄でした。

朝のきつい日差しが地獄が始まる合図でした。

窓ガラスで増幅された日光がアトピーの肌を切り刻みます。

身体は寝ている間にかいた汗でびっしょり。

掻いた傷が汗で沁みる。

もう痛くて身体が動かない。

首も回らない。全身の掻き傷に汗が沁みて痒くなる。

でも、動かないと会社に行けない。

朝ご飯を食べる。食べたら汗をかく。また痒くなる。

顔が暑い。もう目の周りは真っ赤になっているはずだ。

今日も鏡に浮かぶ自分の顔を気にしてしまう。

シャツの袖に腕を通す。すぐに汗でベタベタになる。

上着を着ると一気に身体が火照って熱を感じる。

汗がじわっと感じる、とたんに痒みが激しくなる!

気づけば、せっかく着たシャツを脱いで、身体を掻き毟っている! 

早くしないと遅刻だぞ!

でも、

もう、こうなれば終わり。動けない。

他人がこれを見れば「なにをしているんだ。おまえ」っていわれるはずだ。

痒みだけでなくて、どっと身体に気だるさを感じる。

もう心が陰鬱、寝込みたくなる。

ほんと夏の日の朝は地獄でした。

しかしながら、

周りの職場の人たちは、アトピーの人がこんな想いをしているかなんて気づけないものなのです。

アトピーの辛さ、あなたの上司・同僚は気づいていない

さて、

ここまで書いたあなたの辛い心境やアトピーの猛威を、

あなたの職場の上司や同僚は知っていると思いますか?

知るわけありません。

つまり、「アトピーが辛くて、それは勤務ができないほどだ」と、いわないと理解されません。

ここがアトピーと他の病気の違いです。

他の病気だと「会社を休む、あるいは辞めること」に同意してもらえやすい。

しかし、

アトピーは辛いけど歩けるし、手も使えるのです。動くことができるのです。

ここが違うのです。身体を動かすことができるのです。

なかなか上司からすると「辛いのはわかるけど、働けるでしょ?」となる。

あなたが自分の辛さを上司にいったとしても、

口には出さないがこう思われるに違いない。

「休んでもらっては困るんだよね」

「今、人が足りないし」

「なんとかしてもらいたいな」

「ステロイド塗らないの?」

「病院に行ってないの?」

「薬塗ればすぐに治るでしょ?」

 アトピーの辛さは目に見えません。よって会社はそれを理解できないのです。

ですから、ずばっと「休みたいです」あるいは「辞めます」と伝えましょう。

遠慮しながら伝えると、押し切られるかも知れませんからね。

「うーん。辞めないでほしいな」

「こっちも大変なんだよ」

「人が足りなくてね」

「もう少し頑張って! ね!」

「アトピーに良いもの教えてあげるよ!」

そういわれると、頼られているようで嬉しくなる人が多いです。

だから、休みたいのに休めない……! ことになっていく。

そして「仕事を休む」「辞める」と言い出せないあなたがいる

会社員

会社はアトピーの辛さを理解しないのと、あともうひとつ、

アトピーが他の病気と大きく違う点があります。

それは、当の本人が「動けるし。私はまだ頑張れる」と思ってしまうこと。

あるいは、

「ひょっとして来週になれば治っているかも」

「仕事を休んで家にいると、張り合いがなくなって、逆に治らないかも」

と、思ってしまうのです。

これは他の疾病や障害ではありえない患者の考えですよ。

実際、私も会社を休むという発想がありませんでした。

ずっと顔を真っ赤にカサカサにさせて会社に行ってました。

みんなの目線ですか? 厳しいに決まっているじゃないですか。

女性社員さんが私の机を雑巾で、ふいてくれるのですが……それは辞める間際でしたかね、

その女性社員さんがこんなことをいうのです。

「渡辺さんの机って皮が落ちてるので、床に落とさないようにして掃除をするのが大変なのです」

と、みんなの前で、いわれたことを今でも覚えています。

ショックだったか?

いいえ。

ただただ身体がしんどかったので気にする余裕がありませんでした。

また、仕事現場に行った時、「まあタイヘン! タイヘン! なんであなたみたいなのが来たの!」と、

取引先の初対面の女性スタッフにいわれたことも昨日のように覚えています。

さらに、上司の課長に「おまえそのアトピーの赤い顔! どうにかしろや!」と、いわれても、

私は会社を辞めませんでした。

それはなぜでしょうか?

手も足も動けて歩くことができたからです。

動けますから! 営業できますから! デスクワークできますから! パソコン打てますから!

アトピーの人は我慢強い。だから休めない!

本当は辛いのです。

出勤前の朝なんて地獄ですから。

しかし、アトピーの方は我慢強いのです。

さらに、自身の深刻な状態を否認しがちです。認めたがらないのです。

私も自分の気持ちを麻痺させて働いていました。

だから、なかなか休もうとしない。

よって、入院一歩手前になるまで「ギブアップ」といえないのです。

そういえば私はある団体の簡易な保険に入っていましたけど、

疾病見舞金を請求しなかったですね。

どこかしら「アトピーは病気じゃない」って思い込んでいたからです。

しかし、

身体が動かなくなり動悸が激しくなって、白旗を上げました。

社長に退社を願った次の日から会社に行きませんでした(行けませんでした)。

ギリギリまで頑張ってしまったのです。

これが大事! 「あなたはどう思いたいのか? どうしたいのか? どう生きたいのか?」

未来の選択

ひょっとして、今のあなたはこう思っているかも知れませんね。

「会社を辞めたってアトピーが治るわけないし……」

「仕事を辞めて家にいるのは惨め(みじめ)だ」

「そんな無職の惨めさを味わうくらいなら会社にいたい」

「仕事をやめて家にいても生活に張りがなくなるのが怖い」

「家で鬱積を抱えていれば、余計にアトピーは悪化するのではないか?」

「再就職できるかどうかわからないし」

「仕事せずに家にいたら両親に迷惑かけるし……」

「ならばしんどくても会社を辞めない方がマシだ」

では、

ここで、あなたの過去の自分を振り返ってください。

「やるか・やらないか」の選択の際、

「やらない」を選ぶことが多かったのではありませんか?

しかし、それでは何も得られないのです。

アトピーは働けなくなるほど深刻な病気です。

これをまず認めましょう。

そして、

会社を休みたければ、休めばいい。

辞めたければ、辞めればいい。

上司の理解なんて不要です。

そして逆に、

会社を休まない、辞めない道を選んだあなたへ。

その休まない、辞めない選択の理由が「何かを失いたくないから」「何かを避けたいから」であるならば、

「あなたの身体」は「あなたのその選択」によって「組織や他人に捧げられた」と、思っていることでしょう。

「何かを失うのが怖くて」「何かを避けたくて」といった基準で身の振り方を選択しているからです。

そこに、あなたの主体性がないからです。

そうではなくて、

あなたがどう思い、何をしたいのか? 何をつかみたいか?

ご自愛専一でいいのではないでしょうか?

それでも、先行きが不安だと思います。

では私が会社を辞めて、アトピーをどのように治していったか?

それは、ある考え方が基礎になりました。

このあたりのニュアンスは完治経験者しかわからないかと思いますので、

アトピーを治すとはどういうことなのか?

これを解説した関連ページ⇒アトピー完治のメカニズム「アトピーの本当の意味」を知らないといくら対策をしても治らない理由とは?

をお読みください。

特定非営利活動法人
日本成人病予防協会会員
健康管理士
ワタナベ勲

アトピーの夏を乗り切ろうとしているあなたへ

夏の太陽

アトピーがつらい季節になりました。

7月にはいって全国的に35度を超える猛暑日が続いています。

昨日、電車に乗っていましたら、前の席の男性が辛そうにされていました。

私はかつて苦しんでいたアトピーの頃のじぶんを思い出しました。

ただでさえ顔や首がほてるのに、夏の暑さが追い打ちをかけます。

あの首の後ろ、後頭部にかけて熱がずっとまとわりつく。

そして、

掻きだしたら止まらなくなる。

そうなれば、

もう誰にも口をききたくない。

表情も硬いから「怒ってるのか?」と、よく友人からいわれたものです。

女性なら薄着になれて夏のおしゃれを楽しみたいですよね。

水着までいかなくても半そでになって腕をだしたい!

なのに!

ひざ裏も見せられない!

さらに、ファンデーションもできない。

そして、あの職場の冷房。あれはアトピーでない人には理解できないかも。

私もありました。室内の乾燥で顔がバキバキになってじっとしていられない。

だから、たとえ暑くても外の湿気を含んだ熱風の方が過ごしやすくて、

よく職場を離れてひとり猛暑の中をさまよってました。

でも、暑いからすぐに冷房のあるコンビニにはいってしまう。

が、1分もいられない!

だってコンビニの冷房の猛烈な乾燥に耐えられなくなるから!

こんなどこにいっても、なにをしても辛いあの「アトピー3度目の激悪化の夏」でしたね。

それから、どうなったかは、また別に書きますが、

あなたは、みんながしている夏の愉しみができない自分を責めてませんか?

わかります。お気持ちはよーくわかります。

なかには、もっと仕事に励む人がいます。

「こんな自分は嫌だ!」

「前の自分ならもっと動けたし仕事できなのに!」と、

自分を責める人もいます。

そんな方にお会いしたことがあります。

痛々しいです。

切なささえ感じます。

つまり、

「楽しい夏なのに! なのに自分ときたら!」

「もっと働けるはずだ!」って、

これって理想と現実のギャップに苦しんでいるわけであって、

そこまで思ってしまうと

アトピー以上の苦しみを

味わうことになりますよ。

だから、

アトピーという状態を受け入れて、

できないことはできない、

やれる範囲を明確に決めて、

休みながらやる。

そんな夏を過ごしてください。

それでも痒みや汗でしみるヒリヒリはつらいですよね。

なんとかしたいあなたのために家の中でアトピーの本質を学べるテキスト教材を用意していますので、

お読みください。

こちらで、その説明をしています。

アトピー完治のメカニズムを書いたテキスト教材はこちら

 

 

アトピーテキストの読者様にお会いしました!

テキストの読者

私が書いたテキスト「アトピーの原因と克服のメカニズム」の読者様とお会いしました!

テキストはダウンロード版と冊子版がありますが、ダウンロードされたテキストをわざわざ印刷して持参してくださいました。

何度も読み返して頂いただけでなく、印刷された紙の厚さ、重さ。カバンに入れて私の会いにきて頂きました。

こうやってキーボードで書いているだけで胸が熱くなりますね。泣きそう。

 

その後、読者様はこんなメールを私に送信した。

 

「妻との時間を大事にするよう考え方が変わりました。

妻が療養が必要なこともありますが、随分妻と会話するようになったように思います。」

「妻と会話が増えることによって、妻の本当の気持ちを知る機会がありました。

5/12の母の日には、妻からの申し出で、私の母親にあいさつしたいと言い出しました。

従来、妻と母はあまり仲が良くなかったので、ちょっとびっくりしています。

また、暫く顔を見ていなかった弟とも会話をする機会がありました。」

 

病気が注射1本で治るなら、そもそも病気なんていらない。

病気は悪であって「叩いて叩いて追い出さないといけない」というのは病気と健康を分けて考える二元論の考えに依拠している。

しかし、健康も病気も元はひとつであって、病気だけを除去できないと考えるのは多分に東洋的な発想だ。

 

病気が注射1本で治るなら、そもそも病気なんていらない。

否、注射1本で治ったとしよう。

しかし、場所を変えて姿を変えて必ずあなたの前に現われる。

読者氏はそのことに気づいたのだ。

【元アトピー患者証言】やがてステロイドはこうなると皮膚科医師がいった

テキスト読者との会食

先日、私はテキストの読者様と会食をしました。とっても美味しいお鍋料理。

「今度は嫁と一緒に来ます!」と、とても喜んで頂きました。

ステロイドを30年以上、使い続けた方でリバウンドで苦しまれた期間もあったのですが、心身ともにお元気になられたご様子だけでも、私はお腹がいっぱいになりましたよ。

この時、いろんなアトピーにまつわるお話が飛び出したのですが、なかでも、あなたにとって役立つお話をここに書きましょう。

ステロイドの話です。

「ステロイド。このままいけば……」と皮膚科医はいった

アトピー治療といえばステロイドを塗るしか思いつかなかったテキスト読者様。

ある日、今まで通院したことのなかった皮膚科を訪れたそうです。

いつものようにステロイドをもらって帰れるものだとふんでいたのですが、それが違ったのです。

「いつまでもステロイドを塗っていたらダメだよ」

長年、薬物治療をしてきた彼にこの皮膚科医はいってのけたそうです。

そして、続けてこう告げたそうです。

「ステロイドは身体を冷やすんだ」

「このまま塗り続けると身体から熱が奪われる」

さらに、

「やがて心臓が止まって、あなた死ぬよ」と医師がいう。

実際、身体が冷えた感じがあり、夏でも汗をかかない「ちぐはぐな」違和感があったことから、この医師の話に実感があったそうです。

私はこの話を読者様から聞いた時、私はこの医師の言い分に納得いたしました。

なぜならば、ステロイドは免疫抑制剤だから。

ステロイドを塗れば炎症が消えるのは、免疫抑制の効果が働いた結果です。

炎を鎮火させるかのごとく、炎症を鎮静させるステロイド。

確かにステロイドを塗ると身体が冷える感覚があるし、けだるくなる。

「だらっとしてやる気も起きなくなる」これは脱ステロイドで苦しんだかつての友人の言葉です。

この医師の言葉である「身体を冷やすよ」

これは生きながら死んでいるみたいなものだ、ということなのでしょう。

その医師は今でも開院されているのですか? と私。

「いや、今はどうされたのか分からないですね」と読者様。

実は私にも同じような体験があります。

アトピー患者だった頃の私は、大阪にある関西医大病院に行ってステロイドの処方を願ったことがあります。

そんな私に若い医師が「ステロイドが眼に入ると白内障になるよ!」といって薬をくれなかったのです。

私はその医師に「なんでくれないんだ」と憤りました。今から約30年くらい前のことです。

しかし、のちになって私は白内障を患ったアトピー患者さんに出会っていくのです。

アトピー白内障という言葉があることも知りました。

30年前に私に警告してくれた大学病院の勤務医に私は感謝しています。

ステロイドは薬である以上、用法用量を正しく使用するべきです。

薬物治療についての詳細はなぜステロイドを塗っても痒みが引かないのか?でも書いていますので合わせて読んでください。

「そういう真実をいってくれる医師は稼げないんじゃないですか? だからその医師の行方はわからないですね」と読者様。

ステロイドを30年間塗り続け、最近、悪化。病院に入院することをすすめられたけど「入院しても結局はステロイド治療なんです」と切なく語る60歳代の女性に私は先月、面談に応じました。

彼女の言葉に心が悲しみで沁みました。

自分の人生です。

どうか選択はあなたのままでいてください。

あなたの人生はあなたのものです。

あなたのリアルは誰にも犯されてはいけない。

貴重な話を読者様か聞かせて頂きました。

ありがとうございます。

アトピー解放心理セラピスト/NPO法人日本成人病予防協会会員

ワタナベ勲

アトピー30年も苦しんだけど未来を考えられる自分に出会いました!

2821

【セッション日誌】

「もうできることならいなくなりたいと何度も思いました。

今年は今までで一番顔に出ていて、心が苦しい。

人を許す余裕のない自分が苦しくてたまらないのです。」

そう私に訴えられたアトピーに30年以上悩んできた女性。

先日、面談をご希望されお会いしました。

セッションの後、こんな感想のメールを頂きました。

「わたなべ先生

こんにちは。
・・・・です。
先日はありがとうございました。
(長文になりますが、お許しください。)

多くのことが整理できて、本当に楽になりました。

心を矯正していただいたようです。

もしまた心が歪んだら先生に聞いてもらえばいいんだって、楽になりました。

長年の多くの疑問に答えが出て、新たに来た疑問にも対処できました。

少しづつ痒みが収まるようになりました。

それにこんなに仕事に集中できるのは 何年ぶりか、初めてかも知れません。

私、頑張らなくてもめちゃめちゃ仕事出来るんです(笑)

こんなに充実するんですね。

過食も収まり、今までの食事の癖があるので用意してから多かったと気づくのですが半分だけで満足します。

あと、甘いものも欲しいと思ったときに少しで大丈夫になりました。

今は自分と向き合うことに集中できます。

なので自然と体重も減り、胃腸を休ませているので睡眠も少しづつ深くなりました。

セッションの中で先生がこれ以上やったら死ぬよって言ったこと、ドキっとしました。

もういなくなりたいとは思いましたが、自分が限界を超えて無意識でやっていたなんて本当に怖いです。

確かにあんなに睡眠が取れていないのにまだやろうとしていたなんて今思うとセッションがなかったら

本当に死が間近だったと思います。

正直セッションの前は金額に足踏みしました。

先生もご経験がおありかと思いますがアトピーの対処療法にお金を使いすぎて結構大変だったのです。

しかし、セッションのあとはこんな気持ちになるんだったら安いと思いました。

本当に本の購入やセッションの申し込みに足踏みしている方に言ってあげたい。

一生、アトピーの対処療法にお金かける事考えたら本当に安い!!

治ってまた稼げばいいんだもん。

ほとんど過去しか考えられなかった自分とはお別れし、未来を考えられる自分に出会いました。

また海外にも行きたいし、あきらめていたけど、結婚して子供も欲しい。

もしできなくても、もう誰かのせいにしたり嘆くことはないです。

先生、本当にお会いできたことありがとうございます。

ご健康をお祈りします。

お身体ご自愛ください。」

おめでとうございます!

セッションは第二の誕生日でしたね!

アトピー解放心理セラピスト

ワタナベ勲

アトピーだから桜を見ても浮かれないあなたへ

そうだ、私も春なのに心が陰鬱だった頃がある。

おまけに大学合格の春だったのに。

高校を卒業してすぐに持病のアトピーが激しく発症。私は大学受験を1年遅らせなければならなくなった。

次の年、ようやく志望大学に合格した。

しかし、心は晴れなかった。アトピーがまだ治っていなかったからだ。

そして春というのは症状が出やすい。

春は気逆の季節であり、下から上に吹き上げる時期だ。

地上から植物が芽吹くように身体内も下から上にエネルギーが向かう。

だから口から含んだ水分が下に行かず逆流してしまう。これが花粉症なら鼻水となって生じるところになる。

そして皮膚にも吹き出物など症状が出やすくなる。

心も吐き出し口を求めて気分は憂鬱になる。これが五月病だ。

だが、この時期に吹き出物を出しておかないと夏場しんどくなる。

だから菜の花や筍などアクの強い春の野菜を食べる。

そうすることで吹き出物を肌に出させる。

おでこにぷつんと吹き出物ができたら「筍さんありがとう」というべきなのだ。

だからと無理して出す必要もないけれど、

今、春のせいでアトピーが苦しく、桜を見ても浮かれないあなたへ。

それは、あなたの身体がきちんと春を感じているからだし、

感じたいと願っていることを忘れてはいけない。

あなたの元にも春は巡ってきたのだ。

だから、苦しみだけを感じてはいけない。

桜を見て苦しみだけを感じるのならば、

それは思考を優先し、

身体や心を犠牲にしているのだ。

身体を心を犠牲にしていたら、

あなたはいつか身体や心に裏切られるだろう。

春は春らしい服に「着替えよう。」

そんなこといってもしんどいものはシンドイと思ったあなたはアトピー完治のメカニズムを読まれたし。

 

 

アトピーのテキスト読者様が私に会いに来られました!

テキスト「アトピーの原因と克服のメカニズム」の読者様がテキストを持って私に会いに来られました!

4年前にテキストをご購入されましたが、ずっと大切されてくださったのです。

とてもありがたいです!

テキスト

*現在のテキストの表紙は写真のデザインとは違います。

長野県からわざわざお越しくださいました。

カバンの中にテキストを入れておられ「重いでしょ?」とたずねましたら「新幹線の中は暇なんでね」とはにかみながらいわれました。

とても元気なお姿とテキストを大切にされていることに、この活動をやっていて本当によかったと思いました。

以前も今春、大学進学される方がテキストを持って私に会いに来られました。

テキスト

付箋をたくさん貼っておられて熱心に学習に励まれたんだなって感動すら致しました。

私はひとりでこの活動をしています。今年で12年目です。

ここまで、一人でやってきたのも、皆様のご声援を励みにできたからです。

ありがとうございます。

これからも一緒に共に願望を手に入れていきましょう!

テキストの内容はアトピーの原因と克服のメカニズムのページを知ることができます。

アトピー解放心理セラピスト

ワタナベ勲