冬の旬の食材大根を食べましょう!
今では一年中売られている大根ですが、美味しさが増すのはこれからの真冬に入るこの時期です。
つまり、大根の栄養価がもっとも高まる季節なのです。
旬の野菜を食べるのは病気治しの基本です。
今は促成栽培が盛んなので旬を問わず野菜を不自由なく食べることができます。
ですが、失われたのが野菜を通じて栄養素を頂くことです。
これも病気にかかりやすい弱い身体をもたらすようになった一因といえるでしょう。
そこで、冬大根を食べて乾燥肌厳しいこの季節を乗り切ろうと思うのです。
もちろん大根の栄養成分とアトピー治しは無関係ではありませんよ!
大根の栄養成分とアトピーの関係とは?
この冬の時期にアトピーのあなたに大根を薦める理由とは?
それは大根の最大の特徴である栄養素による消化作用、これが弱った胃に効果あるからです。
大根の根の部分には米やイモ類の炭水化物の消化を助けるジアスターゼやデンプンを分解するアミラーゼなど、各種消化酵素を多く含みます。
大根おろしで食べると、弱った胃た食べ過ぎ、胸やけ、胃酸過多を改善します。まさに天然の消火剤なのです。
正月食べ過ぎた方には嬉しい食材です。
食養生の理論(食べ物で身体を癒す方法論)では「病気治しは胃治し」といわれています。
胃は消化器系の要であり、消化器系は免疫にも影響を与え、自然治癒力を高めるには胃をいたわることは大事なのです。
よって、天然の消火剤を栄養素たっぷりのこの時期の大根で頂きましょう。
免疫の病気であるアトピーに大根は有効
アトピーはアレルギーの一種でもありますから、動物性タンパク質の摂取には気をつけるべきです。
少し説明しますと、身体の免疫機構は自分と違うタンパク質が口から入ってくると、それを異物と判断して排除、攻撃します。
この攻撃が過ぎてしまうと免疫の暴走に至り、皮膚では炎症が起きるといわれています。
ですから、肉や魚といったタンパク質には大根おろしが添えられているのです。
焼き魚はもちろん豚肉を使ったカツにも、おろした大根が使われます。
また、タンパク質の焦げた部分には発ガン性物質が含まれていますが、大根おろしはそれを解消してくれるのです。
まさに付け合わせに大根おろしは理にかなっています。
また、根の部分にはビタミンCや食物繊維のリグニンが豊富です。
リグニンはアトピーの大敵である便通の改善や老廃物の排泄を助けます。
葉にも根の数倍量のビタミンCやビタミンAやB群、カルシウムなどのミネラルが豊富ですので、味噌汁の具などにして食べるといいでしょう。
もちろんビタミンC・A・B群は皮膚の再生に関与する栄養素です。
安くて栄養面でのお得な食材である大根をこの冬に頂きましょう。
さらに、
アトピーの原因と完治のメカニズムでは「やっていいこと・やって悪化したこと」をまとめています。
ぜひ合わせて読んでください。
非営利活動法人 日本成人病予防協会会員 健康管理士
ワタナベ勲