アトピーの夏を乗り切ろうとしているあなたへ

夏の太陽

アトピーがつらい季節になりました。

7月にはいって全国的に35度を超える猛暑日が続いています。

昨日、電車に乗っていましたら、前の席の男性が辛そうにされていました。

私はかつて苦しんでいたアトピーの頃のじぶんを思い出しました。

ただでさえ顔や首がほてるのに、夏の暑さが追い打ちをかけます。

あの首の後ろ、後頭部にかけて熱がずっとまとわりつく。

そして、

掻きだしたら止まらなくなる。

そうなれば、

もう誰にも口をききたくない。

表情も硬いから「怒ってるのか?」と、よく友人からいわれたものです。

女性なら薄着になれて夏のおしゃれを楽しみたいですよね。

水着までいかなくても半そでになって腕をだしたい!

なのに!

ひざ裏も見せられない!

さらに、ファンデーションもできない。

そして、あの職場の冷房。あれはアトピーでない人には理解できないかも。

私もありました。室内の乾燥で顔がバキバキになってじっとしていられない。

だから、たとえ暑くても外の湿気を含んだ熱風の方が過ごしやすくて、

よく職場を離れてひとり猛暑の中をさまよってました。

でも、暑いからすぐに冷房のあるコンビニにはいってしまう。

が、1分もいられない!

だってコンビニの冷房の猛烈な乾燥に耐えられなくなるから!

こんなどこにいっても、なにをしても辛いあの「アトピー3度目の激悪化の夏」でしたね。

それから、どうなったかは、また別に書きますが、

あなたは、みんながしている夏の愉しみができない自分を責めてませんか?

わかります。お気持ちはよーくわかります。

なかには、もっと仕事に励む人がいます。

「こんな自分は嫌だ!」

「前の自分ならもっと動けたし仕事できなのに!」と、

自分を責める人もいます。

そんな方にお会いしたことがあります。

痛々しいです。

切なささえ感じます。

つまり、

「楽しい夏なのに! なのに自分ときたら!」

「もっと働けるはずだ!」って、

これって理想と現実のギャップに苦しんでいるわけであって、

そこまで思ってしまうと

アトピー以上の苦しみを

味わうことになりますよ。

だから、

アトピーという状態を受け入れて、

できないことはできない、

やれる範囲を明確に決めて、

休みながらやる。

そんな夏を過ごしてください。

それでも痒みや汗でしみるヒリヒリはつらいですよね。

なんとかしたいあなたのために家の中でアトピーの本質を学べるテキスト教材を用意していますので、

お読みください。

こちらで、その説明をしています。

アトピー完治のメカニズムを書いたテキスト教材はこちら

 

 

アトピーだから桜を見ても浮かれないあなたへ

そうだ、私も春なのに心が陰鬱だった頃がある。

おまけに大学合格の春だったのに。

高校を卒業してすぐに持病のアトピーが激しく発症。私は大学受験を1年遅らせなければならなくなった。

次の年、ようやく志望大学に合格した。

しかし、心は晴れなかった。アトピーがまだ治っていなかったからだ。

そして春というのは症状が出やすい。

春は気逆の季節であり、下から上に吹き上げる時期だ。

地上から植物が芽吹くように身体内も下から上にエネルギーが向かう。

だから口から含んだ水分が下に行かず逆流してしまう。これが花粉症なら鼻水となって生じるところになる。

そして皮膚にも吹き出物など症状が出やすくなる。

心も吐き出し口を求めて気分は憂鬱になる。これが五月病だ。

だが、この時期に吹き出物を出しておかないと夏場しんどくなる。

だから菜の花や筍などアクの強い春の野菜を食べる。

そうすることで吹き出物を肌に出させる。

おでこにぷつんと吹き出物ができたら「筍さんありがとう」というべきなのだ。

だからと無理して出す必要もないけれど、

今、春のせいでアトピーが苦しく、桜を見ても浮かれないあなたへ。

それは、あなたの身体がきちんと春を感じているからだし、

感じたいと願っていることを忘れてはいけない。

あなたの元にも春は巡ってきたのだ。

だから、苦しみだけを感じてはいけない。

桜を見て苦しみだけを感じるのならば、

それは思考を優先し、

身体や心を犠牲にしているのだ。

身体を心を犠牲にしていたら、

あなたはいつか身体や心に裏切られるだろう。

春は春らしい服に「着替えよう。」

そんなこといってもしんどいものはシンドイと思ったあなたはアトピー完治のメカニズムを読まれたし。

 

 

食生活について家族と議論しない

家庭の食卓

あなたにとってアトピーを治したくて「食べたくないもの」があるとしよう。

ひとり暮らしだったら問題はない。

けど家族と一緒に暮らしていたら悩ましくなる。

「食べたくない」「避けたい」食品が食卓に置かれたとしよう。

その時は家族の方と議論するのは不毛だ。

なぜならば家族といえども理解されるとは限らないから。

親だからと自身のアトピーについて分かってもらえるわけではない。

なぜ親が理解しないのかはここではふれない。

親が理解しないのはなぜか? と考えても意味はない。

意味のないことはしないことだ。

よって「食べたくない」ものが食卓に出されたら、よく噛んで食べるといいでしょう。

よく噛めば少ない量で済みますし胃にやさしくなれます。

また噛めば噛むほど食べ物が唾液とよくからまるので、

胃酸にやられることを防ぎ栄養価が保たれます。

ただ噛むことに熱心にならないでください。

そして、よく噛んで食べると少ない量で済みます。

食べる量が少ないことをご家族から指摘されたらダイエットしていると答えればいいでしょう。

ダイエットならお母さんもされているのではないでしょうか。

そして、

念のためにいいますが、

よく噛めばアトピーは治るとは限らず、

食べたいものを食べたからとてアトピーが治るわけでもありません。

ただ、

アトピーの食生活をめぐって親と議論するのはしんどいものですからね。

 

「誰かを”許す”ことができないのは・・・なぜか?」

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「誰かを”許す”ことができないのは・・・なぜか?」

それは自分の無力さを認めたくないからではないか?
自分への”はがゆい”想いをつのらせているだけではないか?

はたして”あの時の”自分は本当に無力だったのか?

自分は無力であったとこれからも信じ続けていてもいいのか?

よく言われる”悪いヤツほどよく眠る”と。

これ以上、あなたは自分を責める「必要はない。」

アトピーはアトピーになった者でないと理解されない

「アトピーはアトピーになった者でないと理解されない」

多くのアトピー患者が思いがちなことです。

さて、あなたにとって理解されたい人って誰ですか?

それって、お母さんですか?お父さんですか?

誰かから自身の辛さや、がんばりを理解されたら、それは嬉しいことでしょうね。

しかし、もっとも喜ばしいのは「あなたがあなた自身を理解する」ことです。

あなたは自分のアトピーの辛さを誰かに理解されたいと願っていますか?

そして理解されるまで待っているのでしょうか。

そうであるならば、理解されるその日まであなたは自分のアトピーを維持しなければなりません。

いつまでもドラマ「アトピー悲劇のヒロイン」を演じなければいけません。

・・・そうです。だからあなたはアトピーを手放すことができない。

アトピーは治してはいけないと無意識で現状を維持しているのかも知れません。

誰かに理解されたい。でも理解されない。だからずっと待っている。

あなたはそんな心境ではありませんか?

そうだとしたら、あなたを一番に理解してあげるべき人は「あなた自身なのです。」

服のように皮膚を脱ぎ捨てたい

服のように皮膚を脱ぎ捨てることができたらどんなに楽だろう。

そんな出来ないことを何度も願った。

ほんとうのじぶんの皮膚なんて、もうとっくに忘れたよ。

今日はじめて会ったあなたは、わたしの真っ赤な顔しか知らない。

本当はもっときれいだったんだよ。

皮膚が服のように脱ぐことが出来て、

洗濯機で汚れを洗い落として、

物干し場で太陽の香りでいっぱいにしたい。

そしてあなたに会いたかった。

でもあなたはアトピーを通じてしか「わたし」を見ないだろう。

それが一番つらいんだ。

アトピーを完治させた人もいます。そんな夢のような世界があることを知ってください。

眉毛がない

ボクは眉毛が薄いです。

眉毛が薄いことでよくからかわれました。

眉毛そってるやろ!と不良にからまれました。

中学生のときにステロイドを塗ったので、さらに眉毛が薄くなりました。

さらにいじめられました。

さらに人相が変わりました。

高校卒業してアトピーが悪化。漢方を飲んで顔の掻き傷すべてから汁がほとばしりました。

さらにもっと人相が変わりました。

あっという間に眉毛はすべてなくなりました。

ボクは何もしていない。

でも・・・「怖い顔」「怖い人」と言われた。

アトピーの顔に合わせてボクは自分自身のイメージも変えてしまった。

明るくなんかなれない。

アトピーを治す「やる気」もなくなってしまった。

だから単に皮膚科に行けば治るものでもないんだ。

アトピーを完治。ボクの場合

「心のコップ」がいっぱい

もうこれ以上誰かからの介入を受けたくない。

ほっといて欲しい。

他人と自分との境界線である皮膚はそう代弁していたのかも知れない。

今ならそう気づける。

自分の中の「小さいこども」を抱きしめる。

「気づいてやれなくてごめんね」

やっと自分は自分と和解できたようだ。