アトピーにステロイドが効かなくなる日

アトピーの痒みが長く続いている人はステロイドの副作用を疑うべきです

とても辛いアトピーの痒み。その辛さを緩和するためにステロイドを塗る。

しかしそのステロイドを塗ることで痒みが悪化するとなれば、一度は立ち止まってステロイドの副作用を知ることが必要だと思います。

惰性でステロイドを塗り続ける前に冷静に「ステロイドの副作用と痒み」の関係を学ぶことは意義あることです。

なぜならば病気を治すのは他でもなく、あなたご自身ですから。

やがてステロイドは塗り続けると効果は低減する。そして痒みが激しくなる!

ステロイドにはすばらしい炎症を抑える効果があります。

しかし一方で他の薬剤同様、必ず副作用があります。

薬品のコマーシャルで「用法用量を正しく守ってお使いください」と注意喚起するのは「薬には副作用が必ずあるためです。」

ゆえにステロイドにも「連用使用の禁止」が定められているのです。

つまり長期間、ステロイドを使用すれば副作用の弊害があるため「連続して定めた期間を越えて使うこと」を禁じているのです。

そうです。禁止しているのです。

何年も何十年もステロイドを使い続けるべきではないのです。

実際、ステロイドを長く使い続けると副作用があらわれます。

ステロイドの副作用として、まず皮薄化があります。皮膚が薄くなるのです。皮膚が薄くなることで痒みが激しくなります。

痒みが激しくなるとアトピーが悪化したと考え、さらにステロイドを塗るか、強度の強いステロイドを処方され塗ることになります。

しかし残念ですがステロイドを使い続けると炎症を抑える効果は低減するのです。

よっていくらステロイドを塗っても、はじめの頃のような効果は期待できなくなるのです。

だからステロイドを止めることができなくなるし、さらに強いストリングタイプのステロイドを使用しなくてはならなくなります。

しかしそれでアトピーが治ればいいのですが、たいていの場合、ステロイドなくして生活できなくなるのです。

先日、20年間もステロイドを塗り続けている女性の方のご相談に応じました。

「20年間もステロイドを塗っても治らない。ステロイドを手放すことができない」と私に訴えられたのです。

先日は幼い頃からステロイドを塗り続けている20歳のアトピー男性の母親からの相談に応じました。

20年間、ステロイドを塗っているけど治らないのです。

他にも「ステロイドを塗り続けるとだんだん効かなくなる」

「アトピーが治らないどころか痒みが激しくなっています」

・・・そんな声を私はよく聞きます。

ステロイドとは免疫抑制剤です。

ステロイドの免疫抑制効果が皮膚の炎症や痒み抑えるわけです。そんな抗炎症作用がステロイドにはあります。

しかしそれは「ステロイドを使って」炎症や痒みを抑えているだけであって、ステロイドを塗るのをやめると炎症や痒みが再び起きることになります。

それでも皮膚科の医師は言います。「あきらめて途中でステロイドをやめるからアトピーが治らないのです」

ここで忠告いたします。

ステロイドを使い続けると、やがてステロイドの効き目がなくなるのです。

つまりステロイドを長い間皮膚に塗っても肌の赤みも引かないし、痒みも引かない。

だから20年もステロイドを塗っているけどアトピーが治らないどころか、ステロイドすら手放せなくなる。

ではなぜステロイドを塗り続けると、効果が低減し、痒みが激しくなり、皮膚の赤みもひかないのでしょうか?

そのことを述べていきましょう。

なぜステロイドは効果が低減するのか?ステロイドが根本解決に至らない理由

私は25年以上もアトピー患者であり、現在はすっかり完治しています。

ステロイドを塗っても炎症が消えない、痒みがおさまらない体験もしています。最後はステロイド剤を使わないで完治できました。

しかしそんな私でもステロイドを否定はしません。アトピーが激しく悪化した場合、一時的にステロイドで乗り切ることは必要だと思うからです。

ですが「いつまでも」「長期間」薬に依存するのは良くないことは明白です。

その理由は次の通りです。

まず長期間のステロイド投与によって皮膚にあるステロイドの受容体が喪失されることです。

受容体とはレセプターのことです。

受容体が喪失されると、いくらステロイドを塗っても、ステロイドの薬効を受け止めることができないので効果がもたらされなくなります。

よっていくらステロイドを塗っても効果は初期に比べて低減するのです。

ステロイドを塗れば痒みや炎症が消えていたのに、だんだん効かなくなるのです。

「アトピーが治らないのでどんどん強いストロングレベルのステロイドを処方される・・・」

「長期間塗っているけど治らない・・・」

「このまま強いステロイドを塗り続けないといけないのか・・・?」

つまりなかなかすっきりアトピーが完治しない!といった不安や焦燥感をあなたは感じていませんか?

アトピーを治したいのでステロイドを塗る。しかし治らないから塗り続ける。

塗り続けることでステロイドの効果が弱くなるという事実においてステロイドはアトピーを根本的に解決できないと言えるのではないでしょうか?

ステロイドの副作用「皮膚が薄くなる!」これが痒みと炎症を激しくさせる!

長期間ステロイドを塗布していくと効果が低減する。

これを知らずに塗り続けることでステロイドの副作用は顕在化します。

たとえばステロイドの副作用のひとつに「皮薄化(皮膚が薄くなること)」があります。

「ステロイドで皮膚が薄くなった」これも相談者からよく聞く声です。

ステロイドを継続的に使用することで角質層が薄くなるのです。よって皮膚が薄くなると感じるわけです。

角質層が薄くなることで皮膚のバリア機能が低下します。

皮膚の表面を覆う皮脂も奪われます。

よって肌からどんどん水分が蒸発し乾燥肌になります。

皮膚が乾燥すると痒みを感じやすくなります。

痒みが激しくなると掻きます。よって肌が赤くなります。炎症がひかなくなるのです。

ステロイドによって皮膚が薄くなることで、良いことはひとつもありません。

アトピーの肌の場合、痒みを大脳に伝達する神経線維が皮膚表面の角層下部まで到達しています。

よって少しの刺激でも痒みを感じやすくなってしまいます。

さらに肌が乾燥すると表皮にあるケラチノサイト細胞から産出される神経成長因子が増加します。

増加することで痒みを伝達する神経線維が肌の表面を目指して伸びていきます。

皮膚の表面に伸びてきた痒みを伝達する神経線維に外部からの刺激が加わります。

その刺激によってますます痒みが増大します。

おまけにアトピーの肌は、肌バリアーである皮脂膜が破壊されている乾燥肌状態。なので外部からの刺激を受けやすくなっています。

ますます神経線維が過敏に反応、痒みがおさまらなくなります。

この痒みを抑えるために、とりあえずステロイドを塗ると、さらに皮膚が薄くなります。よって乾燥肌が促進します。

乾燥肌がすすむと痒みがひどくなります。だから掻いてしまう。

掻くのは仕方がないことです。掻くことは我慢できずやめることはできません。

だから掻くことを我慢する必要はないのですが、さらに掻けば角層まで伸びきった神経線維を刺激してしまうことになります。

だからたまらずステロイドを塗り続ける・・・そうです。悪循環ですよね。

まとめますと・・・

  1. 長くステロイドを塗れば皮膚が薄くなり肌の乾燥がすすむ。
  2. 乾燥は痒みを感じさせる神経を成長させるので、痒みや炎症が促進される。
  3. 痒みが悪化すれば掻くことが増える。さらに皮膚の状態が悪くなる。
  4. さらに(焦って)ステロイドを塗り続けることになる。
と、考えられるのです。

ここで皮膚科を変えてみたり、ステロイドの強度レベルを変えてみても、受容体が消えているわけですから「さっぱり変化しない」ことになりかねないのではないでしょうか?

ではどうすればいいのでしょうか?

まずご自身の判断で脱ステロイドやるのは危険です。

急にステロイドを止めるとリバウンドを起こし急激に皮膚の炎症や痒みが激しく悪化します。

早急に脱ステロイドを行う前に「症状を抑えるだけのやり方」つまり対処療法を見直し新たな「アトピー完治の考え方を学ぶことです。」

必ずあなたがやるべきことがあるのです。

医師やステロイドの役目には限界があります。

患者こそ賢くなるべきです。

まずは私がステロイドを使わないでどうやってアトピーを治したか?

この事について過去に投稿した「アトピーの原因と完治のメカニズム」のページを読んでください。

私はステロイドを塗っても痒みも炎症も消えませんでした。

ステロイドの次は漢方薬を10年以上飲みました。しかし治りませんでした。

ただ惰性で皮膚科に通院しステロイドを塗ったり漢方薬を飲んでいる間はまったく変化がありませんでしたね。

やはり痒みを引き起こしている根本原因を除去せずして根本的な解決には至らないのです。

アトピーを根本的に解決したい方はこちらまで→アトピーの原因と完治のメカニズム

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